2011年6月アーカイブ

生還

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2幕オーラスの「大決闘シーン」の殺陣がついた。

出演者一同、おおいにゼーハーいって一日が過ぎた。ふ〜。凄まじい舞台。

君はこの興奮と熱気に耐えられるのか?観劇にも体力いるぞ、この舞台。

覚悟しておくように。

100:85

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『三銃士』の稽古には2つの楽しみがある。

無論言うまでもないが"稽古自体の楽しみ"。これが1つ目だ。

「あ〜なるほど、ここの芝居はこうなるのか」「さすが彼は、芸達者だな」「彼女の優しく潤んだ瞳にノックアウトさ俺は」「ポルちゃん怪力やな〜」「うちのリーダー面白すぎ」など、凄腕達が勢揃いしているので感想が湧き出てくる。100%楽しいと言える。

そして、2つ目。こちらも言わずもがなだが、"稽古後の飲み会"だ。

われら三銃士は、殺陣でヘトヘトになりながらも日々「酒席」で語り合っている。これが意外に意味があってね、あそこのシーンの意味がやっと分かったよとか、あ〜そんな感情で演じてたんだとか、どうしてもあのセリフの意味がわからないとか、極めて重要な論議をしている。こういう一つ一つの積み重ねが作品のクオリティーを高めていくのは間違いない。期待してもらって結構だ。

しかし会話の85%は芝居と関係ない話題であることも付け加えておく。さらに、ここではちょっと書けないネタであることも申し加えたい。

それが何か?



「アラフォー世代大奮闘絵巻・稽古編」も中盤と言ったところだろうか。いよいよ明日明後日でほぼ全幕をザッとだが当たることになる。

明日は、あれよ、アトスとミレディーの例の熱く深いシーンですよ。

アラミスとして台本を読んでいてもこみ上げるものがあるんだから、うちのリーダーの「胸に秘める想い」はその比ではないはずだ。あさこちゃんとリーダーの魂と魂の会話を一瞬たりとも聞き漏らさないようにしたいと思う。

殺陣のシーンも、どうやらあと1シーン。こちらは一瞬たりとも肉離れを起こさない強靭な太ももでいたいと思う。
昨日からアニソンで盛り上がっており、私はとても嬉しい。ご機嫌だ。やはり自分の想い出を共有し共感してくれる人は愛おしい。ありがとう。

昨日のブログに書き込んでくれた方がいたが、宇宙戦艦ヤマトのエンディングテーマ「真っ赤なスカーフ」は大好きな1曲だ。もう長い年月忘れていたのだが、実は中学時代にこの曲の素晴らしさにハマり、放課後、自分の部屋でカセットテープに合わせて「自分リサイタル」を開催し歌い倒していた。

ささきいさおさんはその後「シンデレラ」で親子になった間柄なんだが(俺は王子。いさおさんは王様でした)、あの甘く深い歌声に心酔していた。まだまだ若い声ながらも、中学時代の石井はめいっぱい大人っぽい声でカヴァーしたものだ。もちろん古代進な気分でね。(jejejeje)

いつかコンサートで熱唱したらみんなは喜ぶだろうか?知らない人もいるだろうから、この名曲を貼付けておきます。勉強しておくように。


http://www.youtube.com/watch?v=0pRBgMerLiA&feature=related


さて、我ら三銃士。今日は、泣く子も黙り無言になって座り込む「殺陣の特訓」でございました。あと15分続いたら嘔吐する人も出たんじゃないか?それくらい阿鼻叫喚な現場でした。今日も生きて「地獄からの脱出」出来ました。

 写真は稽古後、ヘトヘトながらも笑顔を創る私たち。左からタツ、俺、顔半分の祐二、か〜くん、タカ。



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『三銃士』の稽古場は、日に日に上昇する日本の気温と比例するように、右肩上がりに、もしくは鰻上りに、昇り竜の様に熱さを増している。「アラフォー世代大奮闘絵巻」と言ってもいい。

アトス・ポルトス・アラミスの絆は『キッス』を媒介にして、鋼より強いものになって来ている。もう、さとしさんがどれだけボケようとも、祐二が腹芸で周囲を笑わせようとも今の俺はクールに対応できる。いや、すなわち俺がボケても、同じように彼らは瞬時に突っ込んでくれるわけだが。

さて、先日『悪魔の軍団』といえば「子門真人さん」だよねと言ったが、どうもほとんどの塾生が意味を理解してくれなかった気がする。鋭敏なオナゴ何人かは分かってくれたようだが。

♪迫る〜ショッカー 地獄の軍団〜 我らを狙う黒い影 世界の平和を守るため Go Go Let's Go ♪

という『仮面ライダーのテーマ』をまさか知らない人はいないよね?あれを歌っていたのが子門真人さんだぞ!!藤岡弘さんのヴァージョンもあるけど、俺の印象では子門さんの声で聴きなじんでいた気がする。この曲を大名曲と言わずしてどうするの?名唱と言わずしてどうするの?

子門さんの歌声は今聞いても背筋が凍るほど素晴らしい。美声だよ、これが美声だろ!艶があり強く、でもしなやか。ナイス・バリトンヴォイスだ。

仮面ライダーは知らなくても「およげたいやきくん」は知ってるよね?この曲は俺が小3くらいの時に大ヒットしたなあ。今でも歴代最も売れたシングル・ベスト3に入ってるんじゃないかな。のどかな曲調に物凄くシュールな歌詞だが、泣く子も黙る名曲だと思う。この曲を知らない日本人がいたらそれはモグリと言っても良い。そんな人がいたら是非ともこの曲を勉強して欲しい。日本人として。

それにしても上手い!子門さんの歌唱力は超一級だ。歌い手として嫉妬するほどに。

他には『ガッチャマン』や『マジンガーZ』、通なところでは『侍ジャイアンツ』も子門さんですぞ。どこかできっと耳にしてる有名ヴォイスだよね。

正直に言う。アラミスは子門真人さんを尊敬しております。


偉大なる名唱をとくとご覧あれ!


◆仮面ライダーのテーマ
http://www.youtube.com/watch?v=Oo34T5yZw3c&feature=related

◆およげたいやきくん
http://www.youtube.com/watch?v=UFJp8fLQM4c

◆科学忍者隊ガッチャマン
http://www.youtube.com/watch?v=HDqN551TbH0&feature=related

◆マジンガーZ
http://www.youtube.com/watch?v=s145EMjGCA8&feature=related

◆侍ジャイアンツ
http://www.youtube.com/watch?v=IzyHGBi4XwQ

お嬢さん方、書き込みありがとう。あ、素敵なお兄さんもいたか(笑)。


今日も赤津崎は稽古をしてきた。もちろん殺陣も。やはりフェンシングは危険が伴うので何度も何度も繰り返すしかない、『ゾロ・ザ・ミュージカル』の時がそうであったように...。

ところで親愛なる坂本マサは今は何してるのかな?近況を知ってる人は教えてくれ。きっと俺がgoogleで調べるより詳しいオナゴがいるだろうから。(jejejejeje)

実は今日、稽古場に着くや否や、ポルトスに「カズさん、ブログ見ましたよ。さとしさんが軍曹なら俺は何ですか?」と言われてしもうた(汗)。

そそそそそうですね。岸祐二くんもキッスの大大大大ファンなのだよ。それもキッス歴はさとしさんより長いらしい。さとしさんは77年の武道館公演が最初の洗礼らしいが、祐二は武道館公演よりも前からキッスアーミーだったらしい。すすす凄すぎな歴史だぞ。だって昭和45年生まれの祐二はまだ若干5〜6歳。足し算も出来ないベイビーだよ。7歳違いのいとこの影響だと言っていたが早熟過ぎやがな!まだオムツが取れたばかりだというのに!

ああ羨ましい環境。

俺は従兄弟とか甥っ子とかの親戚付き合いがなかったから、自力で音楽世界を切り開いて来た。小6で「さだまさし」、中1で「オフコース」、中2で「ビリージョエル」、中3で「ジャーニー」「トト」や。

どうや、この自力ぶり。

43歳になって「キッス」に目覚めた俺は超遅咲きの素敵な新生と言ったところか。

今日の稽古場での話し合いの結果、さとしさんは『大尉』に繰り上がった。細かいことは言うな。やはり年功序列なんや三銃士は。

岸祐二くんは晴れて『軍曹』に決定した。

もう一度言う。さとしさんは『大尉』。祐二は『軍曹』。俺は素敵な『歩兵』だ。

「キッス」を通して序列が決まっている。

君の位は何だ?やはり歩兵か?ってことは同僚か?





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軍曹と歩兵

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この数日、キッスに嵌っており、眠れぬ夜を過ごしている。え?筋肉痛で眠れないのではって?ほほぉ、読みが鋭いな。それもある。あるのか!

『地獄からの脱出(Dynasty)』に続き、皆様がお薦めしてくれた『地獄の軍団(Destroyer)』を早速入手した。リコメンドありがとう。

どっちも激良いね。ヤバイな。好きになりそうだよ。

キッスの大ファンのことを「キッス・アーミー(Kiss Army)」と呼ぶのだそうだ。レントの熱烈なファンのことを「レント・ヘッズ」と呼ぶようなものだ。うちのリーダー、さとしさんはその軍隊において少なくとも「軍曹」くらいの地位にいるはずだ。かなり熱烈だからね〜。俺は差し詰め「歩兵」だ。毎日、熱射と砂塵の中、果てなき砂漠を匍匐前進しているようなものだ。傍らには鬼軍曹。

「そんな曲も知らんのか!駄目だ駄目だ聴き直しや!『ラヴィン・ユー・ベイビー』で感動しているようではまだまだや!B面の2曲目とか地味な曲に愛を注げ!」

そんな声が聞こえるようだ。

でも、昨日さとしさんに『Kiss』のアルバム買いましたよと告げたら、ものすごく嬉しい顔だった。稽古の間中、「あの曲の間奏がカッコいい」とか「イントロで決まりや」とか熱く語ってくれた。こうやって三銃士の結束は急速に強まっている。

さあ、明日は『地獄の軍団』を語ろうと思う。

しかし待て。『地獄の軍団』と聞いて、子門真人さんを連想するのは俺だけか?
浅丘ルリ子さんに旭日小綬章(きょくじつしょうじゅしょう)が贈られた。

なんと素晴らしいことだろう!!!

「恋はコメディー」「蜘蛛の巣」と、俺は縁あってルリ子さんと2作品共演させていただいている。葛飾出身の俺は「寅さん」をこよなく愛しているのだが、すなわち子供の時から「リリーさん」のことも慕って来たのだ。その俺がどれほどルリ子さんと同じ板に上がることに感動したか。どれだけ緊張したか。いかに幸せを感じたか。おわかりだろう。みんなは「寅さん」そして「リリーさん」は好きですか?

ルリ子さんは誰に対しても優しくて、いつも周りをピピピッと感じていて、自然に気配りをしてくれて、ユーモア抜群で、ジャズが大好きで、仕事にはとっても厳しい方。

芸歴は驚くなかれ、57年だ!!!!

それもず〜〜〜〜〜〜っと一線で一流で一番であり続けながらの57年だよ。世界中探したってこんな女優さんはほとんどいないと思う。彼女の芝居は普通の俳優と何かが違う。「突き抜けてる」っていうのが近いかな。

嘘がないのだ。その言葉にもその表情からも...。実は演劇において、これは最も難しいことなんだよ。

俺は心から尊敬している。

だから、とってもとっても嬉しいんだよね、今夜は。

ルリ子さん、ホントにホントにおめでとうございます!!!!



6/24 〜 シアタークリエでルリ子さんご出演の「姉妹たちの庭で」が幕を開ける。「三銃士」のキャストも豪華だが、こちらは目が眩むほどゴージャスなキャストだ。俺は稽古の合間を縫ってなるべく早いうちに観に行けたらと思っている。みんなも是非観てね。

翌6/25〜 東映映画「デンデラ」も封切られる。生涯出演映画本数が150本を越えるルリ子さんの最新作だ。かなり問題作でグッと来る作品みたいだよ。こっちもお見逃しなきように。
稽古の待ち時間にキャストの仲間と喋るのが楽しい。

演出部さんが、役者が待たなくていいようにうまく時間を組んで下さっているのだが、それでも1つ目のシーンと2つ目のシーンの間に1〜2時間の待ち時間ができることがある。台詞を覚えるのも良し。殺陣の確認をするのも良し。勇気があれば居眠りするのも良し。まあ自由時間なので何をしても構わない。

俺は最近、さとしさんと祐二と音楽話をすることが多い。それも『Kiss』の話だ。

誰が一番口づけが上手いとか誰がテクニシャンとかそういう話題ではない(笑)。あの名ロックバンド『キッス』だ。

なんと、さとしさんはキッスの全アルバムを年代順に言える強者だ。祐二もかなり好きみたいでゴッツウ詳しい。

俺はというと、ロックもソウルもAORもハードロックも基本的に全方面に詳しいのだが、キッスは抜け落ちているのだ。単刀直入に言うと「弱点」なのだ。そりゃあ「ラヴィン・ユー・ベイビー」とかは知ってるよ。でも何故か今日まで避けて通って来てしまったのだ。強者歴女が「わたくしどの時代も満遍なく詳しいんですけど、平安時代だけは弱点なんですの。確かナクヨウグイス平安京でしたかしら?それ以外はちょっと...」というのに近い。

だから、今回は満を持して『Kiss』を学び習得し学位をもらおうと思う。先生はアトスとポルトスだ。俺って勉強好きだな。みんなは『キッス』好きですか?いや、あっちじゃなくてこっちの『キッス』だよ。

まずは1枚CDを購入。タイトルが凄いぞ。『地獄からの脱出』!

筋肉痛地獄からの脱出と考えて聴くことにしよう。





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ご存知「シルビア・グラブ」

彼女は今ではミュージカル界・演劇業界において超重要人物だが、デビュー当時はまだ日本語がよく分かっていない面白いアメリカンであった。

でも俺は、最初にシルビアの歌を聴いた時から、ファンキーでお茶目なキャラクターの中に潜むその実力の虜になってしまった。なんてこの子は素晴らしい才能を持ってるんだろうって。

この子とデュエットしたいと願い続け、10年くらい前に「赤坂プリンスホテル」で行ったディナーショーの時には是非にとゲストで出演してもらった。ウェストサイド・ストーリーの「Tonight」などデュエットしたことを覚えている。

2004年。3rd CD『In The Scent Of Love』のレコーディングの際には、俺自身初のデュエットソングを書き上げて、シルビアにその相手をつとめてもらった。彼女は忙しい最中、青山のスタジオに駆けつけてくれた。本当に嬉しかった。タイトルソングを歌ってくれたのだが、この曲の出来には今もって大変自信を持っている。外国の音楽業界に出しても何ら恥ずかしくないクオリティーだと思う。どうかな?

性格がまた明るくて豪快で頭がいいので誰からも好かれるのだ。いつも俺は「役者には人間力が必要だよ」って言っているが、まさに彼女はその代表ではなかろうか。

今回、久しぶりの共演がとても嬉しいんだな。もちろん今回も胸ときめく歌声を披露してくれている。早く見たいだろ?

歌もダンスも芝居もドンと来いのシルビアだが、俺の知る限り、「高貴なシルビア」ってあまり見たことが無い。みんなはあるかな?本人も「怖い役と娼婦は任せて」と言っていた(笑)。

しかしこの新鮮な「高貴なシルビア」が良いのだ。どう良いのか?それは見てのお楽しみだよ、君。ホ〜〜〜ホッホホッホ。

我ら「三銃士」達は、美しき王妃を心から慕っております(~_~)。


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「34」?

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『三銃士』の稽古場は、迸る熱情と、遠のく意識と、膨れ上がる脹らはぎとがせめぎあう状況にある。すなわち、かなりキツいのだ。

渥美さんの殺陣は文字通り(?)役者を「殺す」勢いだ。渥美さんとは付き合いが長いので最初から分かっていたけど、オーイエーご機嫌だぜ!ってくらい身体がパンパンでございます。

カール・ルイスのように猛ダッシュで階段を駆け上り、イカロスのように高いところから羽ばたき、アトス・アラミス・ポルトスは目にも止まらぬ速さで敵を斬る.....うまくいけばそうなるはずだ。

でも、はっきり言ってさとしさんも祐二も超カッコいいよ!


「さんじゅうし」...なのに「よんじゅうさん」の俺も頑張るからね。



今日3時過ぎ。『三銃士』の稽古の為に帝劇に到着。エレベーターに乗ったとたんにモニターから「若者たちの...歌が聞こえるか...?」と神聖な歌声が聞こえて来た。今日が本当に本当の大千秋楽だった。

『レ・ミゼラブル』と共に過ごした10数年の日々が、一瞬にして春の木漏れ日の様にフラッシュバックしてきた。よくレミゼのキャッチコピーで使われるが「あなたの人生を変えるミュージカル」、それはまさに俺のことでもある。

先日、我が友 岡幸二郎と対談をしたのだが、レミゼの想い出話をたっぷりと語ってきた。シアターガイド7月発売号だよ。本当に2人にとって人生の半分はレミゼだと言っても良いと改めて感じた。その理由も、そのプロセスも、その結果も、その未来もレミゼが教えてくれた。

ジョン・ケアード氏がいて俺がいる。何のキャリアも無い俺を「彼がマリウスだ」と推してくれた94年のオーディションが全てのスタートだったのだから。実生活で俺がバルジャンだとしたら司教様はジョンだ。どんなに感謝してもこの気持ちは言い尽くせない。そのジョンの演出が今回で最後だという。

どうにも信じられない。

人の人生と同じで、物事にはいつか終わりが来るのかもしれないけど、あの「逞しいバリケード」や、あの「愛しいプリュメ街の門」や、あの「涙と汗に滲んだABCカフェのセット」がなくなるなんて....。

きっと日本中の、いや世界中の「レミゼラブル・ファン」「レミゼラブル経験者」が同じ想いなのではないだろうか?少なくても我ら三銃士の3人はそうだ。だっていつも目を細めながらそう話してるから...。

俺たちの「Les Miserables」は、心の中に人生の中に青春の中に「生きた証として」生き続ける。月並みな言葉だけど、そう思う。

『レ・ミゼラブル』万歳!ありがとう!そしてお疲れさま!
アラミスとして今日、最初の立ち稽古をして来た。『Paris』というシーン。

全体としては昨日から「立ち」(立ち稽古のことを、よくこう呼ぶ)が始まったのだが、我らトリオは1日お休みをもらっていた。すなわち昨日はひたすら「台詞ブツブツ大王」だったわけだ。部屋で一人、同じセリフを何百回も繰り返してる姿は滑稽だと思うよ。表情まで作るからな俺は。フッとか笑ったり、壁に向かってウィンクしたりするし、時には冷蔵庫に向かって怒ることさえある。

新しい舞台で、初めて立ち稽古をする時は「独特な緊張感」でいっぱいだ。だって演出家さんがどんなタイプかによってその1ヶ月が左右されるからね。演出家がめっちゃイライラ型だったり怒り据える型だった場合、空気は「真っ白」、景色は「霧掛かり」、温度は「零下」、気分は「低下」となる。

俺は何度も主張しているが、「褒められて伸びるタイプ」なんだな。

よく「私は褒められて伸びるタイプなんです」と言う人がいるけど、俺のレベルはそういう一般的なレベルではない。他人の想像を遥かに凌駕して、遠い彼方まで伸びてしまうんだ。これは自分でも奇跡としか言いようがない。「全日本褒め伸び選手権」が開催された暁には俺は堂々の銅メダルをお見せしよう。そのくらい凄いのだ。

その点、山田和也さんは俺の扱いを心得ている。というか誰に対しても優しい。ちょっと変な芝居をしちゃったとしても絶対に怒らない。目を細めてクスッと笑って見ていてくれる。勿論褒めてもくれる。そのうち、その笑顔の中に役者が何かを感じ取り自己修正をするのだ。まさに俺にとって圧倒的に「理想の上司」だ。和也さん、大好きです。

そ...are...電波がおか....ピーピー。そうかここはパリだかz

実は、宝塚時代から瀬奈じゅんさんのことは注目していた。なんて存在感のある男役なんだろう。なんて芝居がしなやかな方なんだろうと。

実際にお会いして驚いた。なんて綺麗な方なんだろう。なんて謙虚なレディーなんだろうと。

本読みでもミレディの持つ「悪」と「華」と「純」を表現されていた。ドキドキした。
キャスト仲間がみんな、彼女のことを「あさこちゃん」と呼んでいたので何だか少しばかり羨ましかった。そうか仲良くなるには先ずは「呼び名」だな。俺の直感が叫んだ。

「あ、あ、あさこちゃんって呼んでもいい?み、みんながそう呼んでるから」
帰り際、俺は図らずも少しどもり気味に切り出した。
「ええ。もちろんです」
彼女は自然な笑顔で5月の風のように答えてくれた。
何はともあれ、俺の提案を受け入れてくれたのだ。よし!

この瞬間から彼女は俺にとって「あさこちゃん」になった。

これで、さとしさんより1歩リードしたのではないか。ワハハハハ。

しかし、現実を顧みて思った。うちのリーダーは既に「あさこちゃん」と見つめ合ったりデュエットしたりしている。

やはり呼び名合戦くらい先手を取らなくては。



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駒が揃った。

チェスボード上に全ての駒が集まると、何故こんなにも華やかに、感動的に、そしてユーモラスになるのだろうか(笑)。今日は稽古場に全員集合しての「初本読み」。

舞台の稽古というのは、まず「本読み」と言って、座りながら台本を全員で読み合うところからスタートする。演出家さんのやり方にもよるが、長い時は数日間〜数週間にも及ぶらしい。ミュージカルでは1〜2回が普通だ。ミュージカルの役者はせっかちだから「まあ、まずは立ってみようよ。まずはそれからだろ」という感じか。

芝居の創り方はそれこそ百万通りもあるので「こうでなくてはならない」なんて法則は無い。そこが面白いところだ。完璧に全台詞を暗記して立つ者。めっちゃ台本を持ちながら堂々と立つ者。理論武装して立ち稽古に挑む者。何にも考えないで真っ白のまま湧き上がる感性を頼りに演じる者。本当にいろいろだ。千差万別と言っても良い。

でも、どんなやり方だって、最終的に良いものを作れればいいんだよね。

人生と一緒じゃないかな。「サクサク」っと運良く年を重ねることができたら勿論良し。不器用でうまく生きられなくても、「ドンクサ」く四方の壁に頭を打ち付けながら歩こうとも、最終的に「幸せだな〜」って思えたらそれで良しだろ。

俺は人目には「サクサク」型に見えるかもしれないけど、人生的には全く持って「ドンクサ」型だな。君はどっち派?


歌稽古が熱を帯びて来ている。

昨日は全員集合かと思いきや、我らトリオ+精鋭カンパニーに芳雄と健児が加わっただけで少し寂しかったが、今日は瀬奈さん、和音ちゃん、明賢が合流してくれた。何だか彩り豊かになった感じで嬉しい。

ハーモニーの洪水だよ、はっきり言って。

美しい賛美歌みたいな曲があるかと思えば、不協和音の嵐みたいな曲もある。9/8拍子みたいなヘンテコな拍数で、なおかつ1小節ごとに拍子が変わる「超難しい曲」もある。ボーランドはなかなか手強いぞ。でも、みんな上手い!あと1ヶ月以上積み上げていけば、初日にはかなりのクオリティーの歌をお届けできるのではないか。

同級生・川口竜也が『ゾロ・ザ・ミュージカル』に引き続き一緒にいてくれる。それだけで心強い。タツは男らしく、仲間からの人望が厚く、そして実力がある。声も太くて張りがありうっとりするような美声だ。『三銃士』ではバスパートを支えてくれている。

休憩中に稽古場ショットをパチリ。

明日は遂に待望の全員集合だ。うわ〜楽しみ。




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今日で、アラミスとしての全スコアをあたった。

作詞作曲を担当しているボーランド&ボーランドという人の曲は、制作発表でお分かりのように本当に起伏が激しくドラマティックだ。ロックタッチのビートも多く、かなり難しい曲が多いと思う。そして全体にキーが高い。でも流石だ!正直に言って良いメロディー満載だね。

少しこのコンビのことを調べたら、あ〜らあなた、有名な人だったのよ!なんでオバさんになっちゃうんだろうか。まあそれはさておき、2人の正体を俺が教えよう(笑)。

彼らはオランダ人の兄弟でした。ロブ・ボーランドは現在56歳。弟のフェルディはその一つ下ですな。なんと彼ら、兄弟デュオとして10枚以上もアルバムを出しているスターだったんだよ!さらにプロデューサーとしても大成功しています。

大ヒット曲、ファルコの「ロック・ミー・アマデウス」を作曲しプロデュースしていたのは、他でもないボーランド&ボーランドでございます!サマンサ・フォックスやステイタス・クオも手がけてヒットさせている。ファルコの曲は知ってる人多いんじゃないかな?

さあ、明日はキャスト全員の歌が聞けるみたいだ。楽しみでならない。明日に備えてグッスリ寝よう。

おやすみ。




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我が台本。

俺の大好きな色...「オレンジ」とは嬉しいじゃないか。jejejejejeje。

台本の表紙の色は、その作品・その上演時期で何故か常に変わる。再演を重ねる作品、例えば「マイフェアレディ」なんかは、きっと20年に渡って何十回も表紙の色が変わってきたんだろう。俺が知ってるだけで、ホワイト〜レッド〜グリーン〜クリームだ。

ちなみに『ゾロ・ザ・ミュージカル』はブラックであった。きっと再演があったら変わると思うよ。でも万が一ピンクに変わったらやる気でないだろうね。決闘なんて怖い!みたいな雰囲気になるね。ゾロもガルシアもラモちゃんもお姉キャラになってたらどうしよう....なんて脱線はいいから!

誰が決めるのか分からないが、その色と共に稽古中1ヶ月は暮らすわけだから、けっこう色の持つパワーは役者にとって重要かも。

『三銃士』のオレンジは、俺にとってラッキーカラーなのでやったろうか!という気になる。

さあ『赤津崎式入浴暗記法』の果てにどこまで原形を留めていられるか?湯気で変色してピンクになっちゃたら、艶やかなアラミスとしてデビューしちゃうからよろしくね。



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"百の声"

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今日も大いに歌ってきたよ〜〜。やはり他の曲でもアラミスは常にトップを歌うことになっている。きっと初演のアラミス君がハイトーンだったのではないか?『レミゼ』だって、初演のジャン・ヴァルジャン、つまり「コルム・ウィルキンソン氏」が世界屈指のハイトーンだった為にあんなに音域が高い役になったらしいよ。作曲家は、初演のキャストが一番良い声が出るように書くもんだからね。

皆様、ここで今日の質問です。

石井の声は「突き抜けるような高音」が好きですか?例えばクリスのように...。
「渋く低い音域」が好きかな?例えばラモン総督のように...。
もしくはビッグダディーのように「イッチャッた声」が好き?

先日、大好きなバンド「チープ・トリック」のライナーノーツを読んでたんだけど、ヴォーカルの「ロビン・ザンダー」(ちなみに超美形です。可愛くてカッコイイ。君たちは大好きやと思うぞ。どうだタイプだろ?)が「僕は千の声を持つ男」と豪語していた。確かにあんなにナイスルックスなのに、ヘヴィーなシャウトヴォイスから枯れた渋声から超甘いアラジンヴォイスまで出るもんな〜。日本だったら差し詰め、ジーニーの山寺さんか(笑)。

俺も"百の声"くらい出したいな。



Hello June

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Hello June  
Long time no see.I missed you so much.

って、雨が多いなあと思ってたらもう「六月」だよ!じゃんじゃん水が空から降ってくるイメージなのに「水無月」とは不思議だよね〜〜。どうやら東京も梅雨に入ったらしいね。


『三銃士』東京公演の千秋楽翌日に仕事が入った。

8月27日、28日。ブロードウェイ・ミュージカル・ライブ2011 新国立劇場中劇場にて。

仕事や悲しみや多忙や混乱が不意に続くことってあるよね?人生を長く生きてみると実感する。なんで喜びや幸せや有頂天は連続しないのか?

謎だ。

そんなわけで、東京と博多の間に「突然の多忙」が待っている。しかし、お客様の前でミュージカルソングを歌う機会が一回でも増えるのは、役者にとって何よりの幸せだ。さあ、何を歌おうかな?こっちのキャストも実に豪華だし。デュエットも是非やりたい。こうやって考えている時も楽しい。

喉の調子を整えてベストで挑むよ。楽しみにしててね。

っていうか、まずはアラミスの台詞を覚えるのが先や〜〜〜。

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