2011年2月アーカイブ

霜月・師走・睦月・如月と4つもの月を走り抜けて来た『ゾロ・ザ・ミュージカル』が、明日、ひとまず終わりを告げる。

マサと初めて剣を交わしたのは、11月の下旬。まだ晩秋くらいの気候だった。来る日も来る日もテリー・キング氏の熱烈指導の元、右手首が腱鞘炎になるくらいフェンシングに明け暮れた。2人だけで居残ってマサと何度手合わせをしただろう。ショルダー!ショルダー!ヒップ!ステップバック!!次第に、目を見ればお互いのテンションや疲れ具合が分かるくらいになっていった...。

振り付け助手のサウロが到着し、振付家のラファと演出家のクリスがそれに続いた。寒い寒い12月。都内某所に本番さながらのセットを組んで、何度も何度も各シーンを繰り返した。クリスマス。年末。お正月。気がつけば新年が開いていた。

危険が伴うセット、本物の火を使う演出、フライングやマジック、大音量の拳銃が鳴り響く緊張感。ギリギリの神経とクラクラするような興奮状態で迎えた1/13の初日。

あの日にお客様から頂いた大拍手と大声援が僕らを育ててくれた気がする。あの時の幸せと充実感が僕らを今日まで運んでくれた気がする。秋を越え、冬を経て、春の息吹まで香る今日まで僕らを支えてくれて本当にありがとう。

明日、我らが豪華エンターテインメント客船「ゾロ号」は「江戸」という街の港に入港する。なんでも「鎖国」とかいう変わった制度のために、普通は入港させてくれない国らしいんだが、幕府の偉い人に船長の話をしたら「え?あのマサさんですか?実はファ、ファ、ファンなんです。どうぞご入港下さいませ!」といきなり許可が下りたんだよ。さすがマサ船長!男前で、尚かつ顔が広い!

精一杯、砂漠の上にできた街「ロサンジェルス」を生きたいと思う。明日劇場に来てくれるみなさん、共に楽しもうね。今日までの日々を一緒に楽しんでくれたみなさん、明日の成功を祈っててね。まだ見ていないみなさん、名古屋と大阪で待ってるからね。

さあグッスリ睡眠をとってラモン総督の命を全うしよう。

笑顔で会いましょう!

お休み!



手応え

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2月26日。

『ゾロ』号の航海もひとまずあと3日となった。

1月13日に初日を開けて、明けても暮れても「ゾロ」の世界に生きて来たが、この1週間くらいで何かが変わって来たような気がする。

お客さんの反応が物凄いのだ!

この作品は海外で人気を取ったとはいえ日本では勿論初演。お客様が見る前に「どんな出来なんだろう?」と思っても当然だ。それが、徐々に、段々と、次第次第に「面白いみたい!」という感想が広がっていったらしい。とても嬉しい。

遂に、客席と舞台が一つになった手応えを感じる。いよいよ作品の根っこに火がついたようだ。演出家のクリス、振り付けのラファエル・アマルゴが望んでいたテンションが現実になってきた。あとは燃え続けるのみ。マサ船長をリーダーに、出演者、オーケストラ、スタッフ全員で築いて来たものが結実し始めた。一時、エドという港に着岸するが、すぐに再出航しオワリに向かう。旅公演のハジマリだけど(笑)。

みんな声援をありがとう。

さて、今日のご紹介は「大野環」ちゃん。タマちゃんです。今回のカンパニーで唯一の日本人フラメンコ・ダンサー。性格は豪放磊落。よく笑い、よく喋り、よく飲みます。

彼女のフラメンコダンスは情熱的で自由だ。あんなに体で表現できたら楽しいだろうな、といつも尊敬している。スーパープロフェッショナルのスパニッシュ達に混ざっても遜色の無いタマちゃんの魂の踊りに注目してみてね。

時折、出演者みんなで飲み会をやるんだが、タマちゃんはほろ酔い状態で「ねえ二次会行こうよ〜」とみんなを誘い出す。可愛い。踊るとあんなに格好良いのにこういうところがキュートだな。

タマちゃんの担当班は

『飲み会頻班』だ!

さあ待ってろ日生劇場!




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心の琴線

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行って良かった。

そう思った。

なぜならいっぱいエネルギーをもらったから。


昨日、「愛と青春の宝塚」を観に青山劇場まで行ってきた。そう、俺の愛するあの作品だ。新宿コマのファイナルで上演されたのが2008年の12月だったから、え、もう2年以上経ってるんだな。翌2009年には、来る日も来る日もバスで移動し日本全国を巡った。北海道〜鹿児島まで!あの日々は忘れない。

各地のサービスエリアで食べたソフトクリームの味。寝坊して、頭ボサボサのまま朝の集合場所に到着した気まずさ。開演前にロビーでみんな集まって喋りながらやったストレッチ&発声練習。土地土地の美味しい名物料理。腰が痛くて痛くて、現地のプロモーターさんに紹介してもらい、毎日のように各地の整体を訪れたこと。膝痛の本間サトちゃんもいつも一緒だったこと(笑)。すべて涙が出そうになるほど懐かしい。

久しぶりに触れた「愛と青春の宝塚」は、昔住んでいた大好きな我が家のような郷愁と存在感で胸に迫って来た。客席から見たのは勿論初めてだ。強い思い入れがあり完全に客観的には見られるはずもないが、この作品が、日本ミュージカル史上で「名作」として語り継がれるべきものだということは確信できた。

日本人による日本人をテーマにしたミュージカルは、これまでにも何本か何十本か存在している。だが、ここまでのクオリティーの作品はそうないだろう。個人的には、海外に輸出しても何ら恥ずかしくない出色の出来だと思う。

まずは大石静さんの脚本が素晴らしい。時代設定を終戦直前にしたことがたまらない。日本男児として無性に血が騒ぐ設定なんだな。誰もが「こんなはずじゃない」と思いながら、何か得体の知れないものに足をとられて身動きできなかった時代。この時代の話にはタブーがつきまとい、思想や見解が乱れ飛んでいるが、なんにせよ、日本国民全員が戦争に喘いでいたあの時代の「空気」は伝えて行かなければならないと思う。静さんが教えてくれた「空気」の匂いと色と重さに感謝したい。

鈴木裕美ちゃんの「切れ味鋭いナイフ」のような演出は言うまでもなく最高だ。とにかく諦めない演出家さんで、道にゴミ一つ落ちていても許さない完璧主義な指導は忍耐と愛情のかたまり。本当に頭が下がる。裕美ちゃんの演出作品は、いつも、だからこその仕上がりとなるのだ。今回は、ステージングや演出もそこここで変更があり、ふむふむと見ていた。俺は裕美ちゃんを尊敬している。

三木たかしさん・・・不世出の大作曲家だったんだな。改めて思ったが、これほどまでに胸をうつ音楽を書ける人はそういまい。尊敬を越えて「従い・崇め・愛している」と言っても良い。。。ため息が出るほど美しいメロディー!芝居のテンションを倍に盛り上げてくれる音楽!ミュージカルには、この素晴らしい音楽がなければ、どんなに脚本と演出が良くてもダメだ。しかしこの作品は「脚本・演出・音楽」の重要な3要素がすべて揃っている。圧巻だ!!

そして愛しの「りゅうたん」は湖月わたるちゃん。

相変わらず彼女は面白い。人として。役者として。マサ船長とも共演していた彼女。初演の時より更にグレードアップしていて素晴らしいとしか言いようが無い。とっても感動した。かしげちゃんも歌がまた上手くなっていたしとっても美しかった。ルイルイもキュートでめちゃくちゃ笑いを取るのが上手になっていた。センセーは教え子の成長に目を細め、客席でおいおい泣いてしまったよ。

影山役の岡田浩暉さんは、プライヴェートでも大変仲が良く、俺の愛する影山航役は浩暉さんしかいないだろ!と思っていたが、やはり素晴らしかった。とても芝居がナチュラルで、持って生まれた品と優しさが言葉や歌から溢れていたなあ。

人呼んで「バズーカ・ブラザース」の弟・坂元健児くんも速水中尉を好演していた。持って生まれた胸板の厚さ(笑)が軍人役に大きなリアリティーを与えていた。本当に鍛えに鍛えた軍人に見えるのがスゴい!歌の説得力は言わずもがなだ!



実は、「ゾロ」の公演で疲れていたし、家でやりたい作業もあったし、何より週にたった1日の休みなので、青山に行くのツラいなあと思っていた。でも本当に行って良かった。


毎日毎日出演する側にいる役者は、時に「舞台の持つ力」を忘れてしまう。役として生きることに精一杯になってしまうから。でも、こうやって素敵な作品を見ると「元気」と「活力」と「生きる希望」をもらうんだよね。

舞台って素晴らしい!!

『ゾロ・ザ・ミュージカル』もそうなってるかな?みんなの心の琴線に触れる作品になってるかな?



『愛と青春の宝塚』は2/27まで。『ゾロ・ザ・ミュージカル』は2/28まで。共に旅公演もあります。まだ見ていないあなた!是非見て下さいね。

ではお休み。





寒い...しばれる...Frio!!!


ハポンという国を目指して航海していたが、ちょっとした手違いで我らがエンターテインメント客船『ゾロ号』は「バルト海」に迷い込んでしまった。さらに北上、「ボスニア湾」を漂っている。遠くに海賊船のような不信な黒い影もちらほら見える。マズい。川口タツなんかは「実行班」として一戦交えても良いと言っているが、俺は怖いので早く南下したい。

ところで、このあたりは所謂「北欧」と呼ばれる地域だな。なんと1805年の現在、デンマークとスウェーデンの2国しかないのだ。「ノ」で始まる国や「フィ」で始まる国は存在しない。とにかくスウェーデン王国が巨大なのだ。グスタフ4世アドルフ国王の治世下である。

『スウェーデン王国』...演劇大好き少女たちには、あの「フェルゼン」の国と言ったら分かりやすいかな。マリーアントワネットさんの愛人であり、さらに後に「ベルバラ」とかいう漫画&舞台で大活躍する彼さ。なんでそんな未来のことを知ってるのかって?ヌフフ。俺は総督だぞ。ラモン閣下だぞ。なんでも知っているのだ。


今日のご紹介は、笑顔がまぶしい 「福田えり」ちゃんだ。

えりちゃんとは今回が初共演だが、実に清々しいスマイルの持ち主でとても頑張り屋さん。

「ゾロ」公演では、幕が開いてすぐ、タツの直後にいきなりソロを歌っているし、ジプシー一座のディエゴと2階(?)のようなバルコニーでイチャイチャもしている。音楽的には、地声と裏声の差がない素晴らしい声帯の持ち主だね。女子は裏声にチェンジするのが上手くないとミュージカルでは苦労するから。

加えて、写真を見ておわかりのようにとても美しい。グアパだ。是非俺にはこれからも優しく接して欲しい。これは希望ではなく切望だ!

これからもその「美しさ」を整えてくれ。そして共にゾロ号の航海を頑張ろうね!東京公演はあと10回。


福田えりちゃんは『整美班』だ。







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ごきげんよう、みなさま。『ゾロ・ザ・ミュージカル』風紀班のラモンです。

1月に始まった航海は今なお続いており、毎日熱く「舵」を「帆」を握っています。最初の寄港地 〜「ハポンという国のエド」という所 〜 が近づいて来ており、乗組員一同 改めて気を引き締めているところ。

先日お伝えした通り、ヨーロッパ大陸ではフランスのナポレオンの軍隊が猛威を奮っており、海を渡りイギリスまで侵略しようとしたらしいが、「トラファルガー」で返り討ちにしたそう。遂にナポレオンはイギリスを攻め落とせず。なるほど。航海しながら世界情勢にも目を配る・・・俺は忙しい。船内の風紀を取り締まり、各国の動向をチェックし、ガルシアは食べ過ぎなのでなるべく食べさせないようにし、船長とのランチでは励まし合いながらなるべく食べている。

新たに担当班が決まった者がいるので発表したい。

まだ若手だが、期待のホープだ。 

『安田貴和子ちゃん』

彼女はなんと言っても声が大きい。おそらく持って生まれたものだろう。稽古場でみんなでハーモニーを奏でていても一人だけ突き抜けてくるような「声」だ。もちろん「声」というのは大きければいいと言うものではない。小さくてもしっかり遠くに届けば良いのだ。ただ突き抜ける倍音には魅力がある。だって誰もができるわけではないからな。

加えて、彼女は高い声が抜群に素晴らしい。「D」つまり「レ」という音を毎日地声で出していてね、それもロングトーン!!これはなかなかできることではない。「レ」という音は男なら「B♭」くらいの超高音。ロングトーンは難易度Aクラスだな。俺は毎日感心している。

素晴らしい逸材だと思う。その天性の「爆弾のような声」を大事に、スクスクと伸びて行って欲しい。俺の声はちなみに坂元健児くんと並んで「バズーカのような声」と呼ばれている(笑)。

みなさま、「三銃士」でも共演することになっている貴和子ちゃんをどうぞよろしく!

では発表。安田貴和子ちゃんは『爆弾処理班』だ!


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A子「ねえねえ、やっと今年も男子達の悲喜こもごものイベントが終わったよね」
B恵「ホント!ニヤニヤして唇が開いたまま閉じない奴。肩を落として遠い眼差しになったまま現世に戻って来れない奴。俺ってチョコは苦手なんだよねって周りを牽制しておきながら、本当に1個ももらえなくて逆ギレする奴」
C菜「私は薔薇のような夢が叶った素敵な一日だったわ。トオル君に手作りチョコを渡せたから」
D美「んだんだ。わたすも隣りのクラスのお目目が団栗並みにパッチリのあの人にまごこ」
A子「何がスゴいって3年Z組のフェルナンド君よ!」
C菜「わたしも聞きましたわ!あのスペインから転校して来たフェルナンド君でしょ!」
D美「ももももモンノスッゴくかっこええわ〜って、わたすもず」
B恵「なんと校内新記録の365個だって!信じられる?」
A子「ちょっと待って。全校生徒が2099人。そのうち女子が1146人の我が校。つまり3.14人に一人が彼にチョコを渡したって計算ね。まるで円周率!」
B恵「チョコの個数もすごいけど、あんたって速いわね計算」
A子「ああ、わたし暗算検定3段なのよ。それよりどう?あのモテっぷり!」
D美「あんらま〜、わたすなんて円周率が3で始まんのか4で始まんのかだってあや」
C菜「実はわたくし、その円周率の一人なのでございます」
A子+B恵「エ""""""""〜〜〜〜〜!!!!!!なんでよ〜、あんたトオル君1本釣りなんじゃないの?」
C菜「あら、人生は多面的なのですわよ。可能性は少しでも高く多く大きく。わたくしのモットーでございます」
B恵「C菜って顔は可愛いんだけど腹は黒いのよね...」
C菜「いや〜ん、焦げ茶くらいですわ」
D美「いんや、そげなアクドイ考え方はトオルくんに対してひどくね〜かとおも...」

   フェルナンド、4人の前を偶然通る。いつものように微笑みを浮かべながら。

A子「み、み、見た?あのスマイル。足の長さは多分92cm以上よ」
B恵「気付いた?今の微笑みは私に対してよ」
C菜「あのマツ毛の長さ。腕の長さ。すらりとした体躯。手のひら大の顔」
D美「わたすの田舎で栽培しとるスイカよりもちいさ」
A子「とにかく素敵!まるで王子様だわ。そう、『マーガレット系』ではなく『りぼん系』よ」
B恵「そ、そ、そうかもね。でも1日1つ食べても1年かかるチョコレートの分量って凄いわね。世界一モテるんじゃないフェルナンド君って」
C菜「みなさま、上には上がいるのをご存知?」

A子+B恵、及びD美「マジで?誰誰誰?」

C菜「隣町の第22中学ありますでしょ?」
B恵「うん、あのぞろ目の通称ゾロ中でしょ」
C菜「そうですわ。ゾロ中に超絶かっこいい人がいるの、ご存知ですわね?」
B恵「もしかして。船長君!誰が言い始めたかわからないけど通称 船長って呼ばれてるあの好男子!」
C菜「そうですわ。彼は今年、ついに1000個の大台を突破したんですって!」
一同「え〜〜〜〜!」
D美「4ケタっちゅったら1日 4つほど食べてもまんだ余るんでね〜かとお」
A子「計算が違うわD美!1000個もらったのなら一日に2.739個食べなきゃならないわ。歯医者を予約しておいた方がいいわね。さらにもう一つ。ゾロ中の全校生徒は3080人。そのうち女子は確か1234人、あそこは男子クラスがあるくらい男子率が高いから....え、ちょっと待って!1234人しかいない女子から1000個を越えるチョコを一人の男子が独占するなんて。数字的には81%を越えたわ。4/5以上よ!恐るべし船長!さすがとしか言いようがないわね」
C菜「実はわたくし、その、船長くんにもチョコをお渡ししたの」
B恵「.....あんた....大物か馬鹿かのどちらかね。敵には回したくない人物だわ」

しばらく無言の間

B恵「フェルナンド君に船長君。やっぱカッコイイのよね」
A子「でもうちの男子達、大丈夫かしら」
B恵「何が?」
A子「単刀直入に言うわ....一揆よ」
B美「何よ突然?」
A子「考えてご覧よ。フェルナンド君にチョコを独り占めされた我が中学の男子達を。まるで江戸時代の飢えた農民くらいの飢餓状態じゃない?精神的にも胃袋的にもね」
D美「わたすだったら1日に4食以下なら耐えらんね〜からす」
C菜「大丈夫ですわ。フェルナンド君は男子にも人気のある方ですから」
A子「そうだったわ。そこが彼の真骨頂。あんな王子様ルックだけど結構ヤンチャで毒舌なんだって。そして、決してもらったチョコの個数なんか自慢したりしない人」

一同客席目線で

B恵「フラメンコ倶楽部の部長で」
C菜「優しくってちょい悪な」
D美「スイカより顔がちいさ」
A子「私たちの憧れのあの人」


そう、それが空野フェルナンド君!


B恵「ちょっと小耳にはさんだんだけどさ〜、体育科の裸悶先生いるでしょ?風紀倶楽部とかいうわけわかんないクラブの部長やってる先生」
A子「わたしも聞いた。公の場で、銅鑼山先生にGive Me Chocolate!!って大声でおねだりしたらしいよ」
D美「ほげ〜〜」
C菜「それでどうなったんですの?」
B恵「玉砕...。ごめんなさいの一言よ」

C菜「やっちゃた...。残念ですわね.....」
A子「でも、その後フェルナンド君にチョコを分けろって詰め寄ったらしいわよ」
B恵「それで彼はイヤな顔一つせず分けてあげたんですって」

一同客席目線で

A子「なんて心の広い方」
B恵「いつもわずかに瞳が潤んでる」
D美「スイカより顔がちいさ」

A子+B恵+C菜、D美を般若のような形相でにらんで

A子「いくわよ!」
一同「日本に来てくれてありがとうございます!」



そういったわけで、我らゾロカンパニーの人気者!フェルナンドのご紹介を終わります。楽屋から出て来たら「フェルナンド〜〜」って黄色い声援をかけてあげて下さい。スペインを離れて丸3ヶ月。スペイン人達はみんな異国の地で頑張っていますから。

担当班は『チョコレート独占禁止法違班』です。

では残り16公演。行ってきます。

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本名は「ホセ・カルロス」。マドリッドから30kmほどの郊外「アラモ村」で生まれたので芸名を『アラモ』とする。

我ら「ゾロ」カンパニーの人気者だ。

アラモは舞台を見ていただければお分かりの通り、岩のようにゴッツイ体をしている。日本人とは骨格が違う。顔はワイルド系美男子。しかし、性格は繊細で、声も高く柔らかくしなやか。

稽古場で初めて声を聞いたときからアラモの「声」には品格があった。発声に無理がなく、しなやかな声帯をしているのでこの人は喉を壊さないなあと思った。

初演のロンドン版「ゾロ」に出ていた実力は本物で、歌も踊りも芝居も素晴らしい!加えて、常々俺が言ってる通り、彼には良い俳優に共通する『人間力』がある。人の心を演じる「役者」という職業には、人の痛みや苦しみ、喜びや悲しみなどを感じ取ってあげる感性が必要だと思う。

アラモは実に茶目っ気のある人で、ムードメーカー。優しくてヒョウキン。公演中、袖でいつも変なことをしている(笑)。俺はまず人として、大好きだ。

稽古中、ある日、彼が自分のソロCDをくれた。聴いて欲しいと。

実に良いアルバムでね、アラモの優しくたおやかな感性が溢れた名作だと思う。全曲スペイン語で歌われているが、言葉の壁など存在しない。心で伝わる「声」がそこにあるから。
大好きなエリックカルメンの「All By Myself」のカヴァーも入っており、俺は嬉しくなってしまった。セリーヌ・ディオンでも大ヒットしたね。

楽屋から出てくる彼をつかまえて「CD売って下さい」と言えば、きっと売ってくれるよ。彼のバッグにまだCDがあることを俺は知ってるから。是非是非買って聴いてあげて下さい!

アラモは真面目で信頼できる人。決して人を裏切ったりしない人。怪傑ペロとはちと違う(笑)。江戸時代な風貌だし、彼には「血判状」を作成し幕府に抗議を行った武士の血を感じる。ある意味では日本人より日本人的な。

アラモの担当班は

『血班』だ。


血判状.......連判状の一種で、誓いの文章に署名し、その誓いの強固さの表れとして指を切り自らの血液捺印したもの。



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怪傑ペロ

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橋本好弘....呼び名は「ハッシー」。一見優しそうな顔立ち。このヒゲは付け髭かもしれない。眉毛が妙に左右均等だ。体脂肪は10%を切っているとの報告あり。どうやらモテルらしい。重要な点は、この男 笑っているようで目の奥は笑っていない事。


以上7つのチェックポイントを総合して、当 国際刑事組織は彼を重要参考人として手配することを決めた。彼は現在『ゾロ・ザ・ミュージカル』号に敏腕クルーとして乗船中。次の寄港地 NAGOYAでお縄にしよう。

結論を言う。やつは笑顔を武器に金品をだまし取る『怪傑ペロ(perro)』の可能性が高い!!!

「ペロ....?ボス、なんですか?丑三つ時にあんどんを舐めるようなその名前は?そしてちょっと格好わるい響きは!」
「お〜、新任のエリック君。まだ君はスペイン語に堪能ではなかったね。早く覚えるように。」
「す、すみません」
「まずゾロの意味は知ってるな?キツネだ。」
「はい」
「では、トーロは?」
「牛です」
「その通〜ろ。なんちゃって。」
「・・・」
「うむ。なかなかよろしい。ではティーグレは?」
「確か、トラではなかったでしょうか?」
「優秀。実に優秀だ。では何故ペロがわからない?この不届きものが!」
「・・・(イラッ)・・・」
「ペロは犬だよ。可愛い犬だよ。格好悪く何かなんかないよ。犬を見ると一緒に唾液が出て来てしまうくらい好きなんだワシは。」
「・・・(ムカッ)・・・」



このような上司と部下の不毛なやりとりが20分ほど続いただろうか。結局、ハッシーの嫌疑は名古屋に到着するまで保留ということになった。果たして彼はそれほどの悪人なのであろうか?

ハッシーとは04年の『ミス・サイゴン』以来の付き合い。とても礼儀正しく、さわやかだ。笑っていないような目は実は笑ってるんです。俺にはわかるよ。

彼はすごい細マッチョで、筋肉りゅうりゅう。歌も歌えるし、もちろんダンスは抜群。素晴らしい逸材。今回はラモンの忠実な部下役が多いかな。いろいろな役をやっていますが。
大活躍のハッシーですが、なんと劇中でラモン閣下に反旗を翻したりするのだ。勇気あるやつだ。本当に「怪傑ペロ」かもしれん。

そこで担当班。


『無礼千班』


では日生劇場で。




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泥から羽へ

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おはよう!!!!! 今、起きました。今何時?そうねだいたいね〜〜お昼の1時過ぎかな〜〜〜。人々が働いている中、豪快に寝るって気持ちいい。眠りについたのが23時だから、どえりゃあ寝たんではないか?あ""""〜〜寝た。

「泥のように眠った」という言い回しが相応しい。


それにしてもエンターテインメント客船『ゾロ・ザ・ミュージカル』号の勢いはすごい。先日、カスピ海を巡航していたかと思ったら、方向を変えて本日は地中海を横断している。器用な船だな(笑)。

時は1805年。

なんでも、昨年フランスでは「ナポレオン・ボナパルト」さんという方が皇帝の座におつきになり「第一帝政」がスタートしたらしいね。その傍らでは、「オーストリア帝国」というゴッツイ強い国も生まれており、キナ臭い香りがするわな。あのマリー・アントワネットとルイ16世の断頭台事件もついこの間だったもんな。あ〜怖い怖い。

風紀班の私としてはあまり怖いのは好きではないので、夜公演が始まるまで船長室でトランプでもして過ごすことにする。そうだ、ガルシアも呼んであげよう。

あ〜体が軽い。羽のように軽い。「泥から羽へ」華麗なる転身だ。

こりゃあいつもよりステップが決まりそうだな。フフ。




「ハルちゃん」....もう20年も前からそう呼ばせてもらっている。

俺にとって、園山晴子さんは恩人だ。

前代未聞の18ヶ月連続公演で日本のロングラン記録を次々に塗り替えた1992年の『ミス・サイゴン』が最初の出逢いであった。『ゾロ・ザ・ミュージカル』が旅公演を含めて2ヶ月半公演だから、18ヶ月公演がいかに尋常じゃない長さかお分かりだろう。さらに公演の前に1年間『ミス・サイゴン・スクール』という授業があったから、合計3年近くキャストは顔を合わせていたことになる。

文字通り、苦楽を共にした仲間。高熱にうなされても、声が出なくなっても、腰痛で立てなくなった時も、みんなで支え合い励まし合って乗り越えた18ヶ月。

時には、休演日に、仲の良いキャストで温泉に行ったこともある。時にはどこじゃない、何度も行ったな。そこには大抵 ハルちゃんの姿があった。言ってみれば俺がまだド素人丸出しの新人だった頃で、「緞帳って何ですか?」とか「上手とか下手の意味が分からないんです」なんて言っていた。

ハルちゃんはその度に、優しく、ちょっぴり厳しく、でも温かく、丁寧に教えてくれた。俺にとってはお姉ちゃんのような存在だった。ハル姉ちゃんは、綺麗なところも、優しいところも、気さくなところも、ダンスと歌が抜群にうまいところも、お茶目なところも、20年前と何ら変わらない。

「理想の上司」というのを選ぶならハルちゃんはピッタリだと思う。多くを語らず、行動で真実を貫き通してくれる人だからだ。誰からも好かれ、尊敬され、正義感に溢れ、仕事のできる先輩。仕事の後に一緒に飲んで騒いでもくれる。弱い者を守り強い者を挫く人。こんな人ってそういない。

みんなの「社会」にも多くはいないんじゃないか?俺たち役者にとって、演じ歌い踊る場所が「社会」。今は『ゾロ』が紛れもなく「社会」だ。彼女のような精神的支柱がいなければ、ゾロ号は転覆してしまうだろう。

ハルちゃん、これからも僕たちを引っ張っていって下さい。ラモちゃんにはとりわけ優しくお願いします。僕は褒められるととっても伸びるタイプですから。あ、船長もそうだと言ってます。


ハルちゃんの担当班は『社会規班』だ。





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おはよう、ベイビーズ!!誠に晴れやかだ。

Japanというところも晴れているようだが、我々「怪傑ゾロ」号が現在通過している「カスピ海」周辺も快晴だ。チョウザメがうようよいる。

カスピ海というと、あれだな、かの有名な「オスマントルコ帝国」のそばを通過中ということだ。その傍らには、アレクサンドル1世を皇帝とする「ロシア」という国も見える。なんでもJapanは鎖国中らしいな。TOKUGAWAとかいう人がリーダーだと聞いた。今度立ち寄ってみるか。


さて、本日ご紹介するのは、「イヤンア班」のもう一人 池田有希子ちゃん!!

俺は「ゆっこ」と呼んでいる。ゆっことは付き合いが長くかれこれ10年以上になる。妹のように可愛い。実際俺のことを「カズにぃ」なんて呼んでくれる。

だいたい俺は「カズ」と呼ばれることが多いのだが、昨年、新国立劇場でやった「夢の裂け目」でついたあだ名はヒドかったぞ。『ズッタカ』だ!これ以上恥ずかしい呼び名があるだろうか?命名者は大鷹明良さんと高橋克実さん。この恨みは一生忘れない(笑)。

「ゆっこ」は頑張りやで、いつも明るく激しく芝居が大好きなレディーだ。少しハスキーでハリのある良い声をしている。小劇団での客演も多く、あの世界独特の「突き抜けたテンション」は絶品だ。

今回のイネスは彼女にとって大いなる挑戦。素晴らしい役だからね。元々セクシーな色気があるので「誰よりも色っぽい女性なんだ」というクリスの演出にピッタリ。豪快な感性も良い。

しかし初日から4週間。あまり顔を合わせていないことに気がついた。スケジュール表を見たら、最初の方が「歌穂さん」中心、中日を越えて最後の方が「ゆっこ」中心だと判明しました。毎日ゾロの剣を交わすのに必死で知らなんだ〜〜。

これから「ゆっこ」イネスが回数を重ねて更に良くなっていきます。皆様、見守ってあげて下さい。



池田有希子の担当班を発表します。



『出番は後班』

です。


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I'm Your Fan

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拝啓 島田歌穂様


思い返してみれば僕は幼少時よりあなたのファンだったのです。

一世風靡した「がんばれ!!ロボコン」の超合金を10個くらい集めて、その箱についてる応募券を送ると『ロビンちゃん人形』がもらえるという企画がありました。母にせがんで買ってもらい、あなたが送られて来た時からすでにあなたの虜だったのだと思います。

ちなみに「ロボコン」シリーズの超合金は全26種発売され、日本超合金史上ナンバー1の記録だそうです。

それから僕はスクスクと大人になりました。失恋を経験し、受験戦争に打ち勝ち、ハードロックバンドのヴォーカルを経て、ついにミュージカルの世界に足を踏み入れた時、あなたとのまさかの「再会」(一方的に・笑)が待ち受けていました。

1994年。ミュージカル『レ・ミゼラブル』。

我が友 岡幸二郎(1/23の誕生日にブログでおめでとう!を言ってくれました。幸二郎、ありがとう〜〜〜〜!)や、大好きな留守晃さん、石川禅ちゃん達と熱く燃えた、僕にとっての最初の『レ・ミゼラブル』。

なんと歌穂さんは僕に惚れているという設定で、さらに僕は歌穂さんに全く気がないという辛く悲しい筋書きでした。ちなみに歌穂さんは僕の腕の中で息絶えるという結末....。ため息の出るような経験をさせていただきました。

僕はこの時のマリウスが初めての「役づき」で、歩き方から演技の方法から何もわからないペーペーでした。だって演技を習ったことなどそれまで1秒もなかったのですから。まあ今でも無いですけど(笑)。

初日が近づき不安でいっぱいの僕にかけてくれた歌穂さんの温かい言葉を、生涯忘れません。

「カズくん、大丈夫よ。初めての大役で不安もあると思うけど自分を信じてね。幕が開けばお客様に教えてもらうこともあるからね。ちゃんと劇場の空気を感じてマリウスという人を生きれば大丈夫。応援してるからね。」

僕はその優しさと温かさに涙が出そうでした。きっと僕のつぶらな瞳は潤んでいたと思います。

心から嬉しかったです。ありがとうございます......。


そして2011年。久しぶりに歌穂さんと共演させていただくことになりました。毎日、とても幸せです。ラモンがイネスにヒドいことばかり言ってすみません。僕からラモンによく言っておきますのでお許し下さい。

いろいろな方から、よく「カズくんの瞳に吸い込まれそうだよ」と言われるのですが、僕はそれはまさに歌穂さんの為に言うべき言葉だと思っています。僕は毎回、イネスのその強い眼差しに吸い込まれています。なんたる目力!!大きくて澄んだ瞳はそれだけで全てを語っています。

尊敬しています。

イネスの担当班は、かねてから僕の中で『イヤンア班』でした。色気たっぷりの役柄にふさわしいと思っています。

しかし、ガルシア軍曹も2人の担当班を細分化したように、イネスももう一つネーミングさせて下さい。

歌穂さんの担当班は『I'm Your 班』です。これしかありません。

今日もよろしくお願いします。これから吸い込まれに参ります。



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Hello 皆様。

豪華エンターテインメント客船「ゾロ・ザ・ミュージカル」号は現在、大西洋の海原を、波を切り飛沫をあげて悠々自適な航海中でございます。眼前を時折イルカがジャンプしています。あれはカジキマグロか?地球は広いです。どこまで行っても海海海。

船上ではマサ船長との担当班密談に少し飽きて来たので(笑)、芋洗坂・我 両給食班による大ビュッフェ大会が行われています。次から次に運ばれてくる絶品料理の数々。

ハンバーガー。ピザ。豚肉生姜焼き。伊勢海老のお造り。グラタン。卵かけご飯。毛ガニ。モズク酢。恵方巻き。もう数えられません!ウマそうだ。

しかし問題なのは、持ってくるなり給食班自らがほとんど食べてしまうことです。給食班は作るだけにして欲しいものです。ああ風紀が乱れてしまう。ふ〜。でも舞台オープニングでもいきなり食べてる彼らですので、ここはひとつ大目に見てやりましょうか。

昼の航海と夜の航海の間、マサ船長と私ラモンはだいたい一緒に食べることが多いんですが、ちょっと食べると2人で顔を見合わせて「もう食えない」と合図を出し合います。だって鬼のように動いた直後で胃がバクバクいってるんスよ!大食い選手権3位入賞の実績の俺も、今回の航海でダイエットと筋トレを続け5kgも痩せ「イカしたお兄さん」になったので、食が細くなりました。

でも「あと2口頑張ろう」「サラダなら食べられるだろ」「苺を2個ずつ頑張ろう」
必死の決意で食べています。

すべては応援してくれるみんなのため。

いよいよ明日が中日(なかび)とのこと。気を引き締め頑張るよ。




さて、ここのところ鋭敏な皆様の書き込みに、読んでいて若干つらい書き込みがありました。「ごめんなさい。」などと謝ってくれる塾生もいて、赤津崎塾長(俺)としては恐縮するやら嬉しいやら申し訳ないやらです。おお、うちの塾生は礼儀正しく素直に育っているなあ!と感心しています。

まあ、長い旅路にはいろんなことがあろう。でも一番困るのは、そんなことがあったからと言って自主規制して書き込みを止めることだ!俺はみんなの書き込みを毎日楽しみにして、この厳しい海原を渡っている。冗談ではなく開演前・幕間・終演後に常にチェックしている。ハードロックを聴きながら!

是非是非これからもドシドシ書き込んでね。ただし節度とセンスを持って。俺は褒められるともっと伸びるからな。身長じゃないぞ。

わざわざ謝罪文を載せてくれたお3方。気にしてないから落ち込まないように。

では今日もラモンを生きてくる。

変化

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ラモン総督役に魂を重ねて丸3週間が過ぎた。

俺の中で何かが変わって来ている。

ご存知のように俺は大のAOR好きで、レコードコレクターとして25000枚を越えるCDとLPを所有している。AORというのは「大人向けのロック」といった意味で、まあ30代40代の大人が好む少しアダルトでムーディーな音だ。日本で言えば「山下達郎さん」や「Sing Like Talking」あたりかな。洋楽で言えば「ボビー・コールドウェル」「ボズ・スキャッグス」「トト」なんかがAORと呼ばれている。すなわち、ティーネイジャーがキャーキャー言うような音ではない。

16ビートに絡む軽やかなカッティング・ギターは大好物。爽やかでカリフォルニアなブリーズを感じる曲調や、ニューヨークの夜を彷彿とさせるお洒落なコード進行なんか最高だと思っていた。

「思っていた」と書いた。

そう、ラモンに身も心も捧げている昨今、まったくもってAORが好きじゃなくなってしまったのだ。

じゃあ何を聴いてるのか?

『ハードロック』に『ヘヴィーメタル』だ!!!!

現在、俺の楽屋はあたかも「劇団新感線」と化している。テンポが速く、なおかつギターは歪んでいるほどいい!厳密に言うと、いのうえひでのりさんの好みは俺の好みより更にHeavyだが。

俺が好きなのは、まず何といっても「レインボウ」に「ディープパープル」!!リッチー・ブラックモアのギターは神だと思う。フレージングも音も技術もセンスもすべてが完璧だ。とりわけ好きなのは "I Surrender" "Lost in Hollywood" "Death Alley Driver" "Spotlight Kid" "Burn"。
100万回聴いても決して飽きることの無い名曲だ。ジョー・リン・ターナーのVoがこれまた超好み。上手い!!

もう少しポップだが「ラヴァーボーイ」や「フォリナー」「ジャーニー」も身を焦がすほど愛している。

2〜3日前からどっぷりハマっているのは、「イングヴェイ・マルムスティーン」。スウェーデン人の超高速ギタリスト!一時期、世界一の速弾きと呼ばれていた彼を俺は過小評価していた。ヘヴィーさも素晴らしいが、なんと言っても曲が良い。バッハみたいな「バロック」的なメロディーの美しさには思わず息を飲むよ。大好きだ!
ベスト盤で満足していたんだが、それじゃ駄目だと気づき、早速彼のアルバムを4〜5枚オーダーしてしまった。もうここまで好きになると全アルバムを買ってしまうかもしれん。

ふ〜。

こんな具合に、朝起きてハードロック!楽屋入りしてハードロック!幕間に書き込みをチェックして(笑)、終演後はヘヴィーメタル!帰宅してハードロック!寝ても覚めても心を掻き乱すようなディストーション・ギターを求めている。

元々嫌いではなかったが、ここまで俺を突き動かすのは、ラモンがこの音を求めているからだと思う。

モリーナやヒギンズをやってる時は普通にAORやSoulを聴いていたから。

「憑依体質」の俺の奥底まで、ついに骨の髄まで浸食して来た「ラモン」......。


明日から公演は第4クールに突入する。もう少しで中日を越えるが、マサ船長の元、我らがエンターテインメント客船「ゾロ・ザ・ミュージカル」号はますます快調に飛ばしていく。速度は一切落とさぬので、しっかり付いてくるように!

さあハードロックを聴いて今夜も眠りにつくとしよう。




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