2011年1月アーカイブ

本日は都内葛飾区にあります「とあるお店」から実況をお届けしたいと思っています!わたくし、レポーターの「カルロス狐山」と申します。只今ひたすら目的地を目指しております。え〜〜と噂には聞いていましたが、さすが下町ですね、道幅が狭いです。ベンツで通ったらそのまま挟まって家の一部になってしまうのではないでしょうか?いや、冗談はともかく前へ進みましょう。

あ〜見えて参りました。あれが今都内で最も旬だと言われているパン屋さんです!店名がすごいですよ!

『裸悶製パン店』

裸で悶絶してしまうような絶妙なセンスですね!

あ、店長さんがやってきましたよ。なんでもかなりの「ドS」店長だそうでとっつきづらそうです。お〜腕組みをしながら道を横切ってきましたよ、歩きづらそうです。そ、そ、それにまばたきをしていません。ドライアイじゃないんでしょうか?ごっつ睨んでいます。若干充血気味の上によく見ると眉毛までつり上がっています!人はここまで機嫌が悪くなれるんでしょうか?わたくしすでに帰りたい気分です。

「おい、お前!」
「はははい、わたくし狐山...」
「知っている。取材を要求して来た者だな?」
「そそそうなんです。本日はよろし...」
「お前は何を知りたいんだ?」
「え。。。?」
「もう一度聞く。お前は何を知りたいんだ?」
「あ〜それは、裸悶製パン店でどんなものを販売され...」
「パンだ!」
「。。。。」
「うちを何屋だと思ってるんだ」
「。。。。。」
「じゃあ特別にうちの人気商品を教えてやる」
「ああありがとうございます。ではいくつか購入させていただけ...」
「お前には売らない!売るのはお前の後ろにいる女にだけだ!」
「え.....あの子ですか?あの子はまだAD見習いの女の子ですよ」
「彼女の名前は?」
「おおおお、あのその彼女は類沢さんです」
「気に入った。売る。」


このようなやりとりが15分も続いたでしょうか?わたしは失神寸前でございました。もしも類沢ちゃんが一緒にいてくれなかったら私は今頃菓子パンになっていたと思います。命がけの取材で売ってもらった魂のパンはたった2つ。ご紹介します...ちょ、ちょっと気分がすぐれないのでこれにて医務室へ直行します。失礼。


「ゾロザミュージカル」の良心。8カ国語(スペイン語・英語・日本語・アラビア語・フランス語など)を操るアントニオ・カラスコ!!シンガーでギタリスト!彼の歌声はまさにジプシーの歌声。ジプシーキングスのあの声です。キャストみんなから「アンちゃん」と慕われている。

「ゾロザミュージカル」の風雲児。アントニオ・クルス。愛称はネノ。まだ23歳。しかしキャスト最年少とは思えない堂々とした舞いには舌を巻くばかり。ジョビジョバでのソロダンスは必見。「華麗な」足さばきと秀逸なリズム感をご堪能あれ!


「アンちゃん」の担当は直球で行くぞ!『アン班』だ!

「華麗なネノ」の担当は続けて直球だ!『カレー班』だ!


では出勤してきます。みんなの要望が強ければ裸悶店長の店に再び取材に行ってもいいと、狐山さんは寝たまま言っています。





CA3F05850001.jpg

舞台俳優という職業は、見た目以上、想像以上に大変な仕事だと思う。「好きじゃなきゃできないよなあ...」とよく思う。

稽古・本番の最中は朝から晩までギッシリ、クタクタになるまで「ダンス」「歌」「芝居」の連続だ。公演中は基本的にほとんど休みなど無い。1ヶ月に1日しかないことはザラだ。いつも体のどこかが痛い(笑)。

舞台用語に『ダメ出し』という言葉があって、稽古中、自分の演技に対して演出家さんがアドバイスやら叱咤やら感想を言ってくれることなんだが、凹むことも多い。こっそり伝えられるのではなく、ガッツリ人前で言われる。

「そこの演技はダメだ」とか「君の言ってることは全然心が伝わらない」とか「荷物をまとめて田舎に帰れ!」とか「泣けばいいってもんじゃないんだよ!」とか。

もちろん褒められることもあるけど、めったうちに遭うことも多い。まあ「M」じゃなきゃつとまらんな(笑)。


ここに一人、慶応義塾を出て前途洋々たる未来が広がっていたにも関わらず、「M」の世界に来てしまった男がいる。楽器マニアで尻フェチだそう。俺は「ミッシェル」と呼んでいる。

『安部三博くん』でございます。

彼は素晴らしい声を持っていて、ゾロの稽古中、船長が不在の時にゾロ役の歌を歌っていたことがあるのだが、美しい音色でまさに2枚目声であった。みんなにももっとお聞かせしたい声だ。

声が「2枚目」であることに対して、性格は「つっこまれキャラ」でな。まあ年が若いこともあるのだが、実行班のタツにビシバシ突っ込まれているのが微笑ましい。その様はおそろしく「3枚目」でラヴリー。

はい、決定です。ミッシェルの担当班は「二枚目半(班)」だ!!




CA3F054000010001.jpg

瞳孔が開き、鼓動が早鐘を打ち、唾液がからっからになり、左右をキョロ見する。

一斉検問。

恐ろしい。なんぴとも問答無用に取り調べられるあの緊張感は、日常生活ではなかなか出逢えない恐怖だとは思わんか?いや、べつに日頃悪いことをしてるわけじゃない。ただその雰囲気が心を凍らせるというとるのだ。

忘れもしない。大学時代、19歳で運転免許を取得してわずか2ヶ月後のことだ。3ヶ月目の気もする。とにかく人生初の違反切符を切られてしまった。

『若葉マーク不添付』

情けない。こんな情けない違反で捕まったのは友人一同の中で俺だけだった。点数も引かれ、罰金も取られた。6000円くらいだったか。

「あ〜、君。運転免許取ったばかりだね。若葉マークは?」
「え〜と、今日はうっかり忘れて来ちゃったんです。」
「そうか、じゃあ残念だけど違反切符を切るね」
「あ....そうですか」

こういったスムーズな流れだったのではないかと思う。

後から友人に聞いたのだが、外側に貼る「若葉マーク」の場合、ファミレスでご飯を食べてる際にイタズラで剥がされて盗まれるケースがあるんだそう。実際に友人はその経験があった。だから、そう申告すればもしかしたら許されたかもしれないとのこと。

俺はウブなんだな。正直に「うっかり忘れてきました」と言ったからな。

しかし、今ここに初めて告白するが、実はあの時ものすごく疾しい興奮も感じていた。「違反」「犯罪」「極悪人」。。。ほう、俺も遂にダークサイドの人間と呼ばれるわけか?フッ良いだろう。これからは俺を過去のある男と呼ぶがいい。そう思った。あの経験がラモンに生きていることは言うまでもない。

さて前置きが長くなったが、今日ご紹介は『青山郁代ちゃん』。ゾロカンパニーの可愛いマスコットのような存在だ。なんと『ゾロ・ザ・ミュージカル』が初舞台なのだ!わお!俺にとっての『ミス・サイゴン』というわけか。

まだ新人というのに、郁代は実に堂々としていて、踊りも歌も堂に入っている。言われなければ新人だと気づかないほどだ。この素晴らしい可能性を秘めたルーキーをどうぞ見守ってやって下さい。

郁代の担当班を発表する。


『若葉マーク添付義務違班』


ラモン様が切符を切ってやろうか?フフフフ。恐れおののくがいい、子羊ちゃん。






IMG_14140001.jpg

煩悩

| | コメント(12)
「レミゼラブル」しかり「ジキルとハイド」しかり、聖職者の役というのは演劇にはとても馴染みのあるキャラクターだ。「三銃士」にはそれを目指している人も出てくるな。

『ゾロ・ザ・ミュージカル』にも「神父さん役」が登場する。ラモンとはものすごく関係のある役である。込み入った会話をしたりもする。重要な存在だ。

本来、キリスト教でも仏教でも聖職者の方というのは、鍛錬に鍛錬を重ね世俗の欲望を絶ち神に仕えるのが人生である...はずだ。しかし、なぜか演劇に出てくる「神父さん」は、声がうわずってたり、スケベだったり、腹黒かったりすることが多い。そうクリスが言っていた。確かにそうかも。

さあ今回の「神父さん」はどんな作りでしょう?早く劇場に見に来てね。

我らが「神父さん」は、ゾロ号イチのパソコン使い『林和哉くん』。俺はパソコンにあまり詳しくないが相当な使い手らしい。実は年末にゾロの"キャストTシャツ"を制作してみんな持ってるんだが、林くん(俺はカッツンと呼んでいる)がデザインし、取りまとめてくれた。素晴らしい手腕だ。とても気が利くし心が温かい。

現実のカッツンが、煩悩を封じ込めてまっとうに生きてるようには見えないが(笑)、神父としては是非そうあって欲しい。

カッツンの担当は


『涅班(ねはん)』だ!


涅槃.....煩悩の火を吹き消した状態。アラフォー世代には聞き覚えのある言葉であろう。



CA3F054200010001.jpg

『ジャイアント馬場さん』...大きいところが似ている。おいおい規模が違うだろ。

『湯川秀樹さん』...知的なところが似ている。おいおい知能指数が違うだろ。

『吉田照美さん』...トーク上手なところが似ている。おいおいレヴェルが違うだろ。しかし出身地までもが近いということで、一方的にファンです。一度ラジオ番組に飛び込みで出演させていただきました。ありがとうございます。

『西郷隆盛さん』...豪快なところが似ている。おいおい時代が違いすぎだろ。しかし幼少時から上野公園で何度もお見かけしました。勝手にお慕い申し上げております。

『葉加瀬太郎さん』...ハロー太郎ちゃん!って、おいおい友達じゃないだろ。音楽に命をかけているところを尊敬しています。あと、とってもよく喋る方だそう。
何を隠そう、葉加瀬さんとは、なんと生年月日すべてが同じ。S43.1.23   一度もお会いしたことはありませんが、ものすごく親しみを感じております。誕生日占いをやったら葉加瀬さんとは完全に同じ結果が出るっつうことですよね。



とまあ、1月23日の有名人を列挙したのだが、もう一人大切な同一誕生日の友人がいる。


『ゾロ・ザ・ミュージカル』のキャストは子供達を含めて33人しかいないのに、なんと同じ誕生日のキャストがいるのだ。

彼は、ラモンとはとっても重要な絡みがある方です。「飢えた農民」のシーンで、ラモンがパンを渡す方です。信じられないくらい顔が小さいです。ごっつうフラメンコが上手いです。すっげえ美形です。だから多分、オナゴにモテモテです。羨ましいっす。

その人の名は『土方憲人くん』

あの名フラメンコダンサーの大塚千津子さんの愛弟子さんだ。俺は「ケント」と呼んでいる。憲人は性格も良く誰からも好かれる好青年。まるで弟のように可愛い。

今回の公演は、開演5分前に全員で袖に集合して民族大移動のようにステージに向かうのだが、昨日はそこで「サプライズ」をしてもらった。みんなが♪Happy Birthday♪を歌ってくれたのだ。めっちゃくちゃ嬉しかったなあ。アラモは大声でスペイン語版の♪Happy Birthday♪を歌ってくれた。忘れられない想い出になったよ。ありがたいね。

「お誕生日おめでとう」の札がついたケーキまでいただいちゃったよ。そして恒例だが、ケーキについたキャンドルを憲人と2人で吹き消して舞台に向かった。そんなわけで、実は昨日は開演前から幸せいっぱいだったのだ。


土方憲人くんの担当班が決まりました。


『ケーキ半班』


P1241667-3.jpg

Buenos Dias!!!!!

後厄を抜け、晴れて自由の身になった石井です。また一つ大人になってしまったな。まあ「童心を忘れない素敵な大人」と呼ばれている俺だから、年を重ねるなんてことは大したことじゃない。男だしな。

だけど待てよ。男の平均寿命は77歳くらいと聞いたことがある。だとするとめっちゃ折り返してるやないか!!!マラソンで言えば25km地点くらいか?う〜〜ん、大したことあるな。今日からは毎日を大切に生きていこうと思います(笑)。

さて、本日の乗組員は若いぞ!「人生マラソン」で言えばまだ5km地点にも満たない初々しさだ!まだまだ走り甲斐があるなあ。羨ましいなあ....(遠い目)。これから膝を擦りむき、足を捻挫し、息があがって立ち止まることもあるだろう。でも沿道で声援を送ってくれる方々や、旗を持って応援してくれる仲間や、一緒に並走してくれるご家族がいるからね。辛いことがあっても頑張ろうね。俺もみんなの応援団の一員になるからね。


写真(上)  『星組』
左から、少女ルイサ「めい」。少年ラモン「かいと」。少年ディエゴ「かいと」。

写真(下)  『風組』
左から、少女ルイサ「いちか」。少年ディエゴ「れい」。少年ラモン「たいち」。


俺が感心するのは、まずみんな礼儀正しいことだ。
「おはようございます」
「どうぞよろしくお願い致します」
「お疲れ様でした」
しっかりとした挨拶は良い舞台を作る基本だけど、みんなの零れる笑顔から発せられる元気な言葉はとりわけ素晴らしい。その日一日が輝くよ。

演技も歌も存在感も立派なものだ。ちゃんと役で生きているのだ。大人とか子供とかの区別なんか必要ない。一人の役者として板に立っている。もう「独り立ち」できるくらいの実力だ。

しかし残念ながら年齢が若いので、一人で楽屋入りすることはない。


前途有望な彼らの担当が決まった!!!!


『父兄同班』だ。



みんな、今日もラモン兄ちゃんをよろしくね!




CA3F05430001.jpg

CA3F05650001.jpg

歌姫 SONIA

| | コメント(21)
『ゾロ・ザ・ミュージカル』も第二クールを迎え、ますます熱く濃く航海を続けている。

それにしても今回思うのは、キャストのレヴェルが高いということ。クリス曰くオーディションに力を入れたとのことで、その成果がありありと伺える。やっぱりオーディションって意味があるんだな。その昔、俺も三越のお中元お歳暮の配達をしながら「ミス・サイゴン」のオーディションを受けたっけ。

特筆すべきはアンサンブルのみんなのグレードの高さ。あれだけ踊り狂う技術があって、なお歌も上手いのだ。素晴らしい!!まだ未見の方はとくとご覧あれ!

さて、そこで今日ご紹介するのは、我らが「ゾロ号」の歌姫 SONIA 。

彼女は元々シンガーとしてデビューしており、音楽方面で活躍していながら、なんとフラメンコもできるという奇跡のようなレディーだ。この作品に出るために生まれて来たような逸材。目は鋭く大きく、とても美しい。

そして、あの「声」だ。

ハスキーでハリがあり響きが美しい。とてもしなやかで、はっきり言って上手い!だから憂いを帯びた表情も歓喜の叫びも、あの「声」を通して表現されるとゾクゾクとする。

俺は「声」フェチなんだが、SONIAの「声」にやられた。
俺のフェチ心を盗んだと言っても良い。やつは泥棒だ。

はい、SONIAの担当です。

『前科一班』



CA3F05460001.jpg

三行班

| | コメント(16)
難航した。

いやその、『Zorro the musical』号自体は順調に航海を続けているのだが、担当編成会議が難航したのだ。

「ああでもない」「こうでもない」「え、ちょっと待って、それはヒドいでしょ?」、と船長室での秘密会議は深夜にまで及んだ。まさに寝食を忘れて没頭した結果、ルイサに相応しい担当が決まった。

ルイサ...そう、ラモンがどんなことをしても手に入れたがっている女。美しく、聡明で、意思が強く、純粋なオナゴ。はっきり言って、大塚ちひろちゃんとダブるんだな。

しかし、よ〜く考えてみよう。もし仮にラモンとルイサが結婚してみろ!!!ラモンは恐怖政治を貫くコワ恐ろしい男だが、その外見やイメージとは裏腹に意外とまろやかな部分もあるので、残念だがルイサの尻に敷かれる気がする。なんと言ってもルイサに惚れているのだから。

「あなた、眉間に皺を寄せない!老けて見えるわよ!」
「はい」

「あなた、今週末はグランドキャニオンまでハイキングよ。夜更かししないで早く寝なさい!」
「そ、そうだな」

「もう頭に来た!あなたのその横暴な態度が気に入らないのよ。さようなら!」
「・・・」

こんな未来が待っているのではないか?

ルイサ。大塚ちひろちゃん。
担当は『三行班』(みくだりはん)だ!!!




.......冗談やからな、真剣に怒らないでね。『ゾロ・ザ・ミュージカル・ファン』の皆様。『ちひろファン』の皆様。

http://zokugo-dict.com/32mi/mikudarihan.htm


CA3F053100010001.jpg

ブエノス・ディアス!!

開幕して1週間がたとうとしている。みんなもう見てくれたかな?

『ゾロ・ザ・ミュージカル』の出演者の結束は本当に強い。11月から来る日も来る日も来る日も来る日も、苦しい稽古に明け暮れてきたからね。まさに体育会の長期合宿さながらであった。

船上では、マサ船長との『担当編成会議』が秘密裏に行われている。もちろん風紀班のわたくしはその任務に並々ならぬ意欲を燃やしている。

先日、ガルシアの2人を「給食班」に任命しましたが、さらに細かく分けようということになった。

我ちゃん : 朝御班
芋ちゃん : 晩御班

だ!

今日は新たに2人のナイスガイを紹介する。

まずは大岩主弥くん。通称「ガンちゃん」。演出家のクリスも振り付けのラファも「ガンチャン、OK 」とか言ってたから、外人にも言いやすい響きなのか?もうとにかく俺たちの中では大岩君とか呼ぶ人はいない。「ガンちゃん」だ!彼はものすごい運動神経で筋肉リュウリュウ。喧嘩したら超強そう。俺は闘う前に謝るつもりだ。しかし、筋肉の分量とは裏腹に、とても穏やかで優しい。寡黙でそして確実に仕事をこなす。一口に言うと大人なんだな。

やはり彼には『武闘班』を担ってもらいたい。海賊とかが襲って来たらいち早くやっつけて欲しい。お願いだ。


次に登場は、田崎悠人くん。俺は「ユウト」と呼んでいる。彼には大変お世話になっていてな、毎日開演前に、足にテーピングをしてもらっているんだ。いや、だって足が痛いんだもん!!マジでこの作品は体中のどこかが痛いんすよ!
というわけで、体の構造を熟知している彼がいなければ俺はフェンシングシーンの前に負けているかもしれない。「ユウト」いつも本当にありがとう。

もうお分かりだな。彼には『救護班』をお任せしたい。長旅ゆえお頼み申します。


ちなみに2人は鬼のように腹筋が割れている。ただひたすら尊敬だ。2人ともバック転なぞ軽くできてしまう運動神経で、稽古中はフェンシングシーンをずっと見ていてくれて、「もっとこうした方が良いですよ」と俺に優しくアドヴァイスをしてくれた。涙が出そうだった。

ここの塾生のみなさん、2人が楽屋から出て来たら敬礼するように!もしくはウィンクでもいい。頼むぞ!



CA3F052800010001.jpg


CA3F053000020001.jpg

威風堂々。

荒れ狂う港をぬけ、『ゾロ・ザ・ミュージカル』号は急速前進。乗組員全員の一致団結の元、ついに大海原へと漕ぎだした。

水面には明るい陽射しが照り返している。爽やかな日曜日。

ところで、2度目の初日には、我ちゃんが70cm の隙間を越せるかが注目されたが....モノの見事に飛び乗りやがった!ジャンプ一番、素晴らしい背面跳びであった。みなさん、ご声援をありがとう。

我らがクルーの担当が次々に決まって来ているので発表しよう。

船長: 言わずと知れた "女子人気ナンバー1"   坂本マサ
風紀班: 言わなきゃ分からない "実は誠実"   石井一孝
給食班:  言わせてみせる"大食漢"と!! 芋洗坂係長 & 我善導

そして本日ご紹介するのは、川口竜也くん。実は、芋ちゃんと川口竜也くんと俺は、同級生トリオなのだ。40代頑張ってます(笑)。

タツは熱くて優しくてリーダーシップのある好男子。なんと言っても「実行力」がある。

そこで担当は『実行班』だ!

え?なんか悪そうな響きだって....そうよのお。すまんのタツ。






CA3F04570001.jpg

オラ!皆様!

昨日は、我ら『怪傑Zorro号』の出航を見送りに来て下さりありがとうございました。坂本マサ船長と私は、チョモランマの頂上から空を舞いみんなの港へ飛んでいったので、結構ハードな一日でございましたが、みんなのキラキラした笑顔を見たら疲れはすべて吹き飛びました。

2011年。初仕事。そしてきっと10年たっても忘れられない一夜になりました。俺の「悪の生き様」を見守ってくれて本当にありがとう。心から感謝しています。


しかし、実はまだ初日は終わっていません。


イネスの「池田ゆっこ」。ガルシアの「我ちゃん」。子供ディエゴの「れい」。子供ラモンの「たいち」。子供ルイサの「いちか」。

彼らの初日は今日だからだ。苦楽を共に訓練して来た全員が登板するまで、本当の初日は終わっていない。

実は昨日の夜、船長のマサが「直ちに錨を降ろせ!離岸はしたが、緊急停止!5人全員が乗り込むまで一時停止だ!」と命じたのだ。
風紀班の俺は答えた。「了解。しかし岸辺から何メーターのところで停めますか?」

ここが難しいところだ。岸から離れすぎては5人が飛び乗れなくなってしまう。ロサンジェルスの近海は、今、炎に包まれ大荒れの波模様だからだ。

船長は考えていた。「・・・・・・。よし、70cm地点で停止!」

俺「な、な、なぜ70cmなんですか?」

船長「それ以上進んでは危険だ。その距離なら我ちゃんがギリギリ飛び乗れるだろう。」

や、優しい。

坂本マサ船長の英断の元、我ら「怪傑Zorro号」は岸辺から70cmのところで緊急停止している。全員が無事に乗り込んだら、今日の夕方には我らは急速前進する。

初日はまだ終わっていない。
おはよう。

難敵チョモランマのテッペンに右足をかけた!フフフ俺に不可能は無い。残るは左足のみ。

頂上に登るや否や、今度は大型船の出航と相成る。ああ忙しい。山の次は海か。。。

『怪傑Zorro号』が離岸するまであと9時間あまり。船長は、もちろん我らが坂本マサ!!!!!
乗組員一同より絶大なる信頼を得ている彼と共に3ヶ月の長旅が始まる。

俺はさしずめ風紀班か。いや率先して風紀を乱している気が...。まあ何でもいいや。とにかくランチタイムが楽しみだ。ガルシア客室班長と大盛りを食べながらの旅路、とくとご覧あれ!!

しかし片足だけ頂上に乗せたままの9時間はキツイなあ(笑)。

See You Soon.
はい、みなさん御機嫌よう!

日付は2011年1月12日。見事な晴れ空である。凛と張りつめた透明な空気が冬の色気を感じさせてくれる。

え〜、間違った!!!!!!!!。詩的な表現をしている場合じゃなかった....こちらはさささ寒いです。だって気温はマイナス20度を越えており....ブルブルブルブル...空気はものごっつ薄くて.....ヒ〜ヒ〜フ〜ヒ〜ヒ〜フ〜....天地をひっくり返したような猛吹雪に見舞われて.....ンガッグッグッ!!そう襲われており...しゃべるのがやっとです。

チョモランマ登頂は想像を絶する厳しさと忍耐の連続で、この2ヶ月で石井一孝は大人になったかもしれません(笑)。相棒のマサとは昔から兄弟だったのでは...と思うほど息があっています。何度となく俺が落下しそうになった時、俺の片足を「ガシッ」と掴んでくれ、そして微笑みながら「カズさん、大丈夫!」と声をかけてくれた。俺の体勢が逆さ吊り状態だったのは言うまでもありません。

だから俺はマサが大好きだ。とっても信頼しています。

この荒れ狂うブリザードの中、いよいよ頂上まで3歩くらいの地点に到達した俺たち。しかしこの3歩をなめたらアカン!この3歩を侮って命を落とした先人も数多いからだ。まあ俺に何かあったら逆さ吊りで助けてくれる強い味方がいるけどな、ナハハハ。

ともかく明日には、予定通りチョモの頂上に『ゾロ・ザ・ミュージカル』の旗を「ズサッッッ」と打ち立ててくれるわ!!!!!!その偉大なる景観を早くお見せしたくてウズウズする!!!俺が逆立ち状態で頂上にいたら「頑張って登ったのね」と優しく微笑んでくれ。



さて、愛する皆々様のために、ここで『ゾロ・ザ・ミュージカル』を100倍楽しむ方法を伝授するぞ。

この作品には、スペイン語が随所に散りばめられており、その意味が分からないと「おいていかれる」という悲しい目にあいます。厄介なミュージカルだな。だから見る前に知っておいた方がいいと思い、こっそり教えます。ひっそりと聞いて下さい。


★ エル・ティーグレ

これは英語に訳すと The Tiger です。すなわち『虎』の意味。「エル」は「The」なのでそんなに大きな意味はないけど、必ずパックで覚えておくように。

★ エル・トーロ

これは「牛」です。牛と言っても、闘牛でマタドールと闘うあの「牛」です。命と命のぶつかり合い。命を落とす闘牛士も現実にいるからね。この「トーロ」、このミュージカルで頻繁に出てくる単語です。中間試験にも出るのでピンクの蛍光ペンでマーキングしておくように!

★ エル・ゾロ

これは一番重要だな、もちろん。英語に訳すと The Fox です。すなわち『キツネ』の意味。

そう。怪傑ゾロとは、日本語に訳すと『怪傑キツネ仮面』となるのだ。いわば『ねずみ小僧』のスペイン版みたいなもんかな(笑)。


どうだ!!!これでみんなも自信がついただろ!?俺も心置きなく最後の3歩を歩むことができ.....あれ....強風が吹いて来た.....体が反転しそ......。プツ。

先日、ムスリムに800年も支配されていたスペインの話を書いたが、そこでハッと気がついたことがある。

「兎と亀」だ!

つまりな、711年から1492年まで、ず〜〜〜〜と異教徒に国土を占領されてきたスペイン人は、「いつか見てろよ。きっといつか追い払ってやる」と思っていたわけだな。スペインは世界でも最大級のキリスト教カトリックの国で、異教徒からの支配は耐えられない屈辱だったのだ。

この800年の間は、悔しさと涙と怒りでいっぱいだったはず。「いつか見てろ」を合い言葉に、組織力・軍事力を強めて行ったに違いない。しかしこの当時のアラビア勢力は異常に強かったから何度戦っても負け続けたわけだ。

しかしこの強力な「コンプレックス」をバネに努力と鍛錬を重ね、遂に天敵を追い払い、イベリア半島全土を取り戻したのだ。

そして気がついてみれば、スペインは「世界最強の国家」になっていた。

有り余る力のままに今度は自らが覇権を轟かすのだ。あの有名なピサロの南アメリカ遠征など、天下無敵の暴れ者になっていく。

   
    そして「いじめられっこ側」だったスペインが「いじめっ子」に転身するわけだ。



いや「いじめっ子」が良いと言ってるわけではなく、『コンプレックス』を逆にバネにして成功することってあるよな〜〜と思うんだ。たとえ最初はどんくさくても、地道に努力と鍛錬を続けた人っていつしか「勝ち組」になるんだよね。最初から才能に恵まれていて「わたしって天才だから何もしなくて大丈夫なの。ウフ〜〜ン。」とか言ってる奴は、陰ながら努力している奴に必ず負ける。

人生は『兎と亀』なんだよ。卯年になったばかりで申し訳ないが。

スペインの歴史を振り返ってラモンが気づいた真実でした。


さあ、みんな、どんくさくっても「亀」で行こう!!



「ゾロ初日」まであと3日。


美形のワケ

| | コメント(13)
かねてから思っていたが、スペイン人には美男美女が多いと思う。大学三年でイベリア半島を訪れた時からそう思って来た。

男も女も身長はあまり高くなく、顔はブロンズ像のよう、スタイルも良く、性格は明るい。

なぜか?

いろんな理由があるだろうが、一つにはアラビア人による支配の歴史が美形を育んだのではないか?

ご存知スペインは西洋の大国。しかし、なんと711年から800年近くに渡ってムスリム勢力(アラビア系)によって支配された歴史があるのだ。800年だよ800年!!江戸時代の倍以上の長さだよ。

1492年に「レコンキスタ」という国土回復運動を達成し、最南端の「グラナダ」を取り戻してやっとキリスト教側の国家に戻ったのだ。そして国土から異教徒を追い出して、その勢いそのままに今度は世界を手中に収めるのだ。泣く子も黙る『無敵艦隊』の時代だ。


つまり西洋の血と東洋の血が、「800年」という気の遠くなる長さの中で混じり合った結果、ブロンズ像のような端正な容貌の国民ができあがったような気がする。ハーフやクオーターは当たり前!ってな世界なわけ。

日本だってハーフは顔が濃くてナイスな顔立ちの人が多いだろ。

ちなみに俺は、江戸川と葛飾のハーフなだけで、すさまじい血は入っていないつもりだ。



写真はもう一人のスペイン・ダンサー女子 「マリア」。またしても距離が近い!




CA3F04560001.jpg

いやはや、世間の皆様がお休みの昨今、わたくし達『チョモランマ探検倶楽部』の部員一同はすでに今年になって3日間働いております。デニーズやロイヤルホストの店員さんに肉薄する勢いでございます。

今日は年明け最初の通し稽古。稽古場では最後の通し稽古でございました。

演出家のクリスから具体的な駄目だしがあり有意義な通しだったと思う。9合目を過ぎたな。もちろんこれから頂上までが苦しく険しいんだけどね。頑張るよ。




稽古後にキャストで新年会に繰り出した。待望の新年会というわけさ。フェンシング・シーンの時から早く飲みたいなあと思っていたのは俺だけじゃあるまい。ヘヘッ。

それにしても、このカンパニーは本当に仲がいい。日本人もスペイン人も結束が強い。心と心で結ばれてる感じがする。しこたま飲んだくれてきたぞ。

飲む時は飲む!芝居する時はする!ランチはしっかり取る!この姿勢でこれからも行きたいと思う。

写真は『ゾロ』の影のリーダー、ドラちゃんだ!!!!

ドラちゃんはロンドン初演のキャストであり、今回のスペイン人6人のまとめ役でもある。英語もペラペラ、超美人、なおかつ几帳面。まったくもってスペイン人とは思えない。気は利くし繊細でまるで日本人のよう。

そして驚くほどフラメンコが素晴らしい。足さばきやパッション、体のキレが抜群なのだ。踊りを見て失神しそうになるのは初めてだ。初日を楽しみにしててくれ。1幕最後の居酒屋のシーンで俺とにらみ合ってるのがドラちゃんだ。





CA3F04550001.jpg

因果な商売

| | コメント(15)
「しわ〜〜〜〜〜〜〜す!!!!」

って声高らかに歌おうと思ったら、もう駄目なんだね。そうだよな、新しい年が始まっちゃってるんだよな。

それで君たちは、お雑煮食べたり、おしるこ食べたり、栗きんとん食べたり、お煮染め食べたり、伊達巻き卵食べたり、黒豆食べたり、お屠蘇を飲んだり....してるんだろうね?さらに除夜の鐘を打ったり、初日の出を見たり、お寺の境内の夜店で甘酒を飲んだりしたんだろうね?

それはよ、よ、よ、良かったね。

そのうえ、今日はまだお休みじゃないだろうね?

それはお、お、お、おめでとう。

わたくしラモン・アルベルト・デ・ラ・ヴェガは本日、1月2日より出勤して参ります。そういえば昨年も1月2日から出勤しておりました。

因果な商売よの〜〜。


さて恨み節はこんなところにして(笑)、心機一転、愛する『Zorro』ワールドの世界に戻ってきます。大切な仲間とも会えるしね。

あれ?マサは大晦日も大いに働いていたな〜〜。俺は大いに休んでた。弱音はいちゃいかんな。

では今年も笑顔で行ってきます。
くっきりと晴れている。

薄い雲はあれども、透き通った青さは瞳にまぶしい。


すっきりと澄んでいる。

寒さがぴりりと頬を刺せども、透き通った空気は心に優しい。


はっきりと見えている。

幾ばくかのざわめきはあれども、透き通った信念は今日にふさわしい。



ありがとう。新年。
今年もよろしく!

2011年。元旦。一孝。



2012年1月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

ウェブページ

石井一孝公式サイト
News
Profile
Live
Discography
Links
Members


携帯からはこちら