2010年12月アーカイブ

奥の細道

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昨日はデンマークから。
またある日はイギリスから。
時にはオーストラリアやニュージーランドから。
今日はおそらくアメリカから...もしくは岐阜県からかも。

ごきげんよう、エビバディー。

俺の家のポストには、連日、国内外を問わずどこかしらかの荷物が届く。大半はまあいわゆる円盤物だな(笑)。我が家に郵便物を運ぶ配達員の方々は「このISHIIって人は怪しいよなあ。しょっちゅう外国から荷物届くけど何でかなあ?」ってきっと訝しげに思ってるだろう。

一度面白い不在表が入っていてな、「外国様から」って書いてあって吹き出したことがある。あ「CD様から」ってのもあったかも。郵便局の方も疲れてるんだな。

さて、今話題の(自分で言うか!)このCDを今日はご紹介!!

だいたい稽古に入るまでに、制作さんから舞台用の資料CDRをいただく。今回ももちろんいただいた。だが、俺はブツを持っていないと気がすまないので、わざわざイギリス盤、フランス盤共に取り寄せたのだ。きっとそんなマニアは今回のキャストで俺だけだろう。

しかし発注をかけて大正解。ジプキンの音楽は素晴らしいな。ジワッと心の琴線に触れてくる。是非みんなも入手してごらん。このミュージカルのために書き下ろした曲も数曲あるからね。


ここで、他ならぬ愛する皆様に、CDを安く買う裏技を教えよう。プロ目線のスキルなのでついて来られるかな?

国内版帯付きをご所望の方は、街のレコード屋さんで新品を買うか、ヤフオクで落とすか、Amazon.co.jp で買うか、中古レコード屋に行くか。どれかだ。他に道はない。

しかし輸入盤なら裏技がある。

まずAmazon.co.jp  意外と安い。マーケットプレイス出品物はかなり安い。送料は340円。

そして、2枚以上同時に買うならHMV がお薦め。複数枚割引が適応されて世界最安値になっている場合が多い。

http://www.hmv.co.jp/

次にAmazon.com アメリカのアマゾンだ。これは現在送料が600円も取られるのであまりお薦めじゃない。時折驚くほど安い時もあるけど、日本のアマゾンとトントンか概して少し割高かな。昔はアメリカ・アマゾンからの送料がもっと安くて良かったんだけどね。

大穴はAmazon.co.uk つまりイギリスのアマゾンだ。円高ポンド安ということもあり送料が469円だ!この131円の差がデカイのだ。さらにイギリスアマゾンはCDそのものの値付けが安い傾向にある。



◆『Zorro The Musical オリジナル・ロンドン・キャスト盤』で比較しよう。写真の下になってる方。


☆  amazon.co.jp 
 
普通に新品を買うと 2607円
マーケットプレイス出品の新品を買うと   1849円

☆amazon.com     1827円

☆amzon.co.uk   1453円

☆hmv    2566円(これはたまたま安くないなあ〜〜)


どうや!同じCDを購入するにもこれだけの価格差があるのだ。普通に買うのと最安値では1150円も違う!君たち、今まで損をして来たんじゃないか?これからは俺を見習って「奥の細道」を極めるように(☆_☆)

ものすご〜〜〜〜く年の瀬の今日、新年まで31時間。俺はなぜこんなに熱く語っているのだろう.....。こんな俺だけど見捨てないでね。

良いお年を!






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Early Bird より

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しわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っす!!!!!!

今日も目覚ましに叩き起こされた。8時30分。毎日毎日11時から稽古をしているから「ゾロ組」の朝は早起きなんだ。え?遅いって?あ〜〜〜た、普通、俳優の稽古はだいたい13時開始ですわよ。11時なんて異例中の異例だわよ。あらやだ興奮したらオバさん出ちゃったじゃない!!!!

そんなわけで朝の空気を体中に浴びながら登校、いや通勤している。冬の空気って澄んでいて、子供の頃を思い出すよね?俺の子供の頃は、冬と言えば、朝起きたら通りは霜柱がギッシリで、通学する時に『バリッバリッ』と音を立てて歩いたもんだ。わざわざ霜柱を探して蛇行して歩いたね。まだアスファルトと土の道が半々くらいだった。今はそこまで寒くないが「冬の匂い」は相変わらず懐かしい。

「クリスマス」のイルミネーションも撤去され、「クリスマスケーキ」は3割引になり、「クリスマスの甘いランデヴー」なんて味わうこともなく、毎日早起きで頑張っている。世間はそろそろ仕事納めらしいが俺たちはまだまだ納めないぞ。

そう「ZORRO」のために。みんなの待っている「ZORRO」のために。


好きだ。

俺は彼が好きだ。

『芋ちゃん』...親愛と尊敬をこめて俺は彼をそう呼んでいる。なんと同級生。43歳。俺はまだ42歳と11ヶ月だが、もうすぐ追いつく。

テレビではお見かけしたことがあったが、芋ちゃんがこんなにも素敵な人だとは知らなかった。確かに「カーテンズ」を拝見した時に、わ〜〜〜素敵な俳優さんだなと思ったのだが、いやはやここまで周りを気遣える方だとは。

俺はまあオコチャマやし、マイペースやし、キカンボウやし、天然風やから、芋ちゃんのことを尊敬している。眩しいくらいに...。


ところで今回の稽古では、必ずランチ・ブレークがある。実はこれ、とっても珍しいんだよね、そういえば外人さんが演出家の時はあるけど。日本人演出家では18年間一度もない。ランチもディナーもなくひたすら9時間くらい稽古する方が多いかも。俳優には労働基準法なんてものは無いんだな。

で、そのランチブレークが俺は大好きでな。だって3時間くらい芝居したらもう腹ぺこでしょ!1時間くらい休みたいもん!だから今回のシステムは大賛成。毎日毎日ガルシアズの二人と「今日は何食べる〜〜〜?」と相談するのが日課となっている。ラーメン+半チャーハン。インド料理ランチ(ナンが付いていた)。カレーライス。刺身定食。つけめん。マクド。カレーそば。大戸屋。こんな感じのメニューだ。

俺は普通ライスで我慢しているが、芋ちゃん、我ちゃんは率先して大盛りを食べている。体型を保つのも仕事というわけだ。

そういったわけで、芋ちゃんとの親密さは日々増している。芋ちゃんの芝居は人柄が溢れていてとってもナチュラルだ。ガルシア軍曹という役はユーモラスではあるけど誰よりも人間的でね、弱さも誠実さも逞しさも全て必要なんだが、それは演技ではできないものなんだな。本質的にイヤな人間は必ずそれが露呈してしまうのだ。だから演技っていうのは儚くもあり深くもある。

芋ちゃんの演技には、人としての清らかさや優しさ、強さや脆さが見て取れる。まさにガルシアをやるために生まれて来たみたいだ。勿論、笑いをとる技術や感性は抜群。さすがだなといつも唸ってしまう。

これから3月まで毎日のように一緒にいられるのがたまらなく嬉しい。芋ちゃんといると癒されるから。




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体育会.......それは厳しく恐ろしく暑苦しい響き。

中高は陸上部でハイジャンパーとして喝采を浴び「葛飾のイカロス」と恐れられもしたが、大学時代はバンド活動と作曲に生きていたので(あスペイン語もやったな・笑)、いわゆる運動倶楽部には所属していなかった。

それがどうだ!今や運動部の中でもキツイと評判な『チョモランマ探検倶楽部』の副キャプテンだよ。キャプテンはマサと言って、かっこ良くて腹筋が割れていて、ひょうきんで人気者。時折お面をかぶったりしてる(笑)。

世間はクリスマスだと言うのに俺たちは孤独な仏教徒。巷のベルの音なぞは聞こえないふりをして今日も部室へ直行さ。




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寒風の下、来る日も来る日も稽古場に出勤している。『ゾロ・ザ・ミュージカル』の稽古はほとんど休みがない。みんな決死の想いで作品作りに挑んでいる。

今日で全シーンをあたることになる。まあザッとしかやっていない所もあるが。

ずっと袖から見ていて思うのだが、どの役の人も、とにかく役にあっている。さすがオーディションで選ばれた精鋭達だ。アンサンブルのコーラスやフラメンコのレヴェルもかなり高い!!!うん。今の状況でこの出来なら期待してもらっても良いね。

ガルシア軍曹役の我善導(われぜんどう)くんも、それはそれはガルシアにピッタリだ。

彼は、まず、面白い。いや、ガルシアには率先して笑いをとっていただかなくては。ワハハ本舗で磨かれた技術は流石だ!だがガルシアには笑いだけではなく、瑞々しい「優しさ」が必要でな。人間としての「心」が大切なんだ。ストーリーは言えないよ。でもそこがなければ成立しない役だ。

我ちゃんには「それ」がある。

笑わせて泣かせる...まだ20代。大器の登場になると思う。

4年間、一日も休んでいないという我ちゃんの物凄いブログも是非チェックしてね。

http://blog.livedoor.jp/zendou/


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Hola!!Que tal?(オラ・ケタル)


秋空の下、不良学生達が夕焼けに染まる土手に集まり、小競り合いとどつき合いの中で発するセリフ「おらが蹴ったる!」

ではない。

オラ・ケタル?はスペインでの立派な挨拶だ。「ハロ〜、元気?」という意味。稽古場では英語・スペイン語・日本語が縦横無尽に乱れ飛んでいる。特にスペイン人キャストが6人に、振り付けのラファもスペイン人なので、スペイン語の乱れ飛び率は高い。「オラケタル?」「コモエスタ?」「バモハジャ!」「アリーバ!」「メ・ジャモ・カルロス」「バモサ・バイラール!」

なんか、とっても嬉しいし楽しい。

大学4年間を上智のスペイン語科で過ごした者として、スペインは第二の故郷だからだ。「我がスペイン」とか言いそうになるからな。卒業して20年になるので、正直言ってかなり単語も文法も忘れてしまっている。残念だが。

でも彼らとの毎日の会話で、少しずつ思い出して来た。今は「Hablar」「Aprender」「Vivir」基本動詞の現在活用・過去活用を復習している。主語が「わたし」「あなた」「彼女」「私たち」「あなたたち」「彼ら」で動詞が変化するんだな。フランス語もポルトガル語もイタリア語も同じ。英語は三人称単数現在で「ーS」が付くだけだから、この点ではスペイン語のほうが厄介さね。

とまあ、セリフを覚え、振りを学び、冗談を交わしながら「語学倶楽部」にも所属している。ああ忙しい。

先日アップしたフェルナンドの写真は見てくれたよね?なんと彼はスペインでも屈指のフラメンコ・ダンサーだそう。彼が動くと優雅で洗練されていてリズムが踊るんだよ。フラメンコ大好き人間は絶対注目して欲しい。「カルメン」の闘牛士役を2000回やったんだって!それってエスカミリオかな?

彼の主催するスペインのダンススクールのサイトを教えてもらった。是非見てみてね。なんかめっちゃカッコいいし、有名人みたい。下の方に動画もあるよ。



『ダンス・スタジオ・コルドバ』
http://danzaestudiocordoba.blogspot.com/p/director_06.html


『下の方にあるカルメンの動画』にも注目!
CARMEN DE RAFAEL AGUILAR
しわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜す!!!

いやいや12月はこの挨拶でないといかんな。夏に少し余裕のある時間を過ごしていたが、秋の囁きを耳元で聞いてからは「時の流れ」が早送りになってしまった。そして、あ〜〜ら不思議。アッという間に師走も中旬。

そう、『ゾロ・ザ・ミュージカル』まで1ヶ月。

昨日は朝からマサとフェンシング・シーンの復習。日本の誇る名殺陣師・渥美博さんの監督の元、3回通したら異次元空間にトリップするくらい疲れてしまい、改めて『チョモランマ探検倶楽部』の部員であることを確認した次第。酸素ボンベが欲しい....。

他のシーンでは、ラファの新しい振り付けもついてみんなで大フラメンコ大会!いや俺はそんなに踊らんがな。でも少しは踊る。総督頑張る!だから楽しみにしててくれ。

そんなこんなで、あたしゃあ結構痩せたわよ。『チョモランマ探検倶楽部』の部室は『ゾロ・ザ・ダイエット教室』でもあるわけさ。黄泉の帝王と出逢ったり、三途の川で水遊びしたり、広大なタンポポ畑に遭遇したり....いずれにしても異次元を見ることになるが、失われた体型(笑)を取り戻すにはお薦めや。

みんなも入部する?





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ああ熱い!茹だる!ホットだ!躍動的だ!俺が言うんだから間違いない。この舞台は日本演劇史上、未だかつてないパワフルなモノになる気がする。

作品の規模と熱量は『レミゼ』『サイゴン』クラスのものだ。あとはロンドン・パリ・モスクワに負けない芝居を俺たちがやれば、相当なクオリティーの作品になると思う。

この熱さを呼び起こしている理由の一つに、スペイン人キャストの存在がある。東宝の公式サイトでも公表されているように6人の俊英が日本版に参加してくれる。男4人に女性2人だ。

ソニア(通称ドラちゃん)、マリア、ネノ、アラモ、フェルナンド、アントニオ(ギタリスト)。

彼らの持っている「血」が、『ゾロ・ザ・ミュージカル』にもたらしてくれるエネルギーは筆舌に尽くし難い。フラメンコのキレ、沸き立つジプシーの叫び、ジプシー独特のあの掠れた声、壮絶なリズム感、無敵艦隊スペイン人のプライド、おそろしく濃い顔だち。

俺は全日本濃い顔グランプリ3位、熱量選手権3位、大声選手権3位の実力を果敢に発揮して頑張っている。期待しててくれ。あ〜ちなみに汗の量は国際レベルでも上位入賞間違い無しだということが判明しました(笑)。演出家のクリスが「大丈夫か?本番でもそんなに汗をかくのか?」と心配していました....。

写真の向かって左がアラモ。CDもリリースしている名シンガー。良い声だしかなり上手いです。

写真の向かって右はフェルナンド。スペインで踊りの先生をしているという彼のダンスは情熱的で素晴らしいよ。




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かなりヘヴィーな稽古の毎日だ。体中が筋肉痛だが、今やそれが心地よいと思えるほどになってきた。

大好きなテリーがイギリスに帰国し、稽古場は第二クールに突入している。熱烈なクリスの指導の元、立ち稽古も徐々に進んで来ており、出演者一同緊張感に満ちている。

俺は、朝から晩まで台本を離さず寝る時も一緒だ。電車の中でも通りでも「恐怖ブツブツ仮面」になっている。さぞや、はた迷惑なのではなかろうか?

そして、とうとう我が台本はゾロに八つ裂きにあってしまった。「Z」字に引き裂かれた台本よ...俺の代わりに....

ありがとう。

フッ、見てろゾロめ。この借りは返すつもりだ。返せるかな?いや、あの人、強いからなあ...。



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With Terry

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火傷するほど熱い。

演出家のクリス。振付家のラファ。振り付け助手のサウロ。『ゾロ・ザ・ミュージカル』の各セクションのボスが相次いで来日し、稽古場に集合した。

彼らのパッションは、日本人の基本を大きく上回る熱量で、冗談ではなく炎に包まれそうな勢いだ。本読みしかり、振り付けしかりだ。俺は全日本熱量選手権3位の実力なので、日本の意地を見せようと思う(笑)。

その豪華な業火スタッフの中にあって、写真のテリー・キングさんは穏やかな方だ。この俺に来る日も来る日もフェンシングを指南して下さっている名コーチだ。イギリス人。ケント州の方だそう。60歳だなんて到底思えない!動きの俊敏さを見れば35歳くらいにしか見えない。

最初に来日したスタッフがテリーで、なおかつ毎日毎日顔を突き合わせてきたので、日曜日に帰国してしまうと聞いて、今、ものすごく悲しい。せっかく仲良くなれたのに。。。
ジェントルで、ユーモアがあって、大人なテリー。

テリーのおかげで最初に比べるとずいぶんフェンシングが上達したように思う。彼もそう言ってくれるし、キャストやスタッフさんもそう言ってくれる。本当にありがたい。でも、もっともっと頑張る!

さあテリーとレッスンできるのもあと3日。今日も行ってくるよ。






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