泣く。笑う。踊る。歌う。お菓子を食べる。泣く。笑う。踊る。歌う。お菓子。
宝塚のOGの女の子達の稽古場風景はたいそう忙しい。
俺にとってはみんな娘のように可愛いんだ。23才の子もいるんだからそりゃあお父さんだわな。
今日はウマイ棒を稽古場に差し入れしたのだが、なんだか売れ行きがよかった。みるみる減って行ったよ。俺はだんだんわかってきたぞ。彼女達はお菓子とパンが好きなんだな。毎日6時頃に夕飯タイムがあるんだが、ご飯はあまり食べてない様子。しかしチョコやクッキーは喰ってるな。俺は見てない振りで彼女達の動向をけっこう赤裸々に覗き込んでおる。
通し稽古も2回終了。ダブルキャストを含めこれで全員が通しを経験した。かなり体力と精神力が必要な舞台だとよ〜く分かった。戦争ものは特に内面を埋めなければならないので疲れる。レミゼも一緒だよね。
笑いのシーンと泣くシーンが交互に40往復くらい出て来るので、みんな大変さね。娘達のよく泣くこと。2幕だけで10回くらい泣いてるんじゃなかろうか?
みんなめっちゃ憑依体質で、美しい涙が自然にこぼれて来るんだな。本当に自然に。客観的に見ていて、すごいなあと思う。年齢やいろんなしがらみの中で、徐々に自分の感情に素直になれなくなるのが普通だと思うが、俺たち役者っていうのは、はたから見てたら滑稽なくらい己の感情に従順だ。これはやはり特殊な才能だと思う。
疲れはたまって来てるが、日一日と2乗2乗の勢いで舞台に真実が降りて来ている。やるよ俺たちは。良いものを創るんだって気合いが全員に漲っている。
俺は、娘達の清く正しく美しい涙を見守っている。
『愛と青春の宝塚』の稽古も終盤に突入したかんじだ。セリフは99%入ったかな。たま〜にウ"===となるけど。
昨日も影山センセは300本ノックくらい撃たれたで。よお頑張ってると思うよ。でもどのシーンもメキメキと音をたてて良くなっているのが聞こえる。マジで聞こえるんよ。裕美マジックに付いて行くのみ。
先日、京都弁の先生に芝居を見てもろたんやけど、イントネーションはほぼ大丈夫と言ってくれた。ただ俺の京都弁はスマートなんやて。いやあ、ソフィスティケイティッドな佇まいは、隠しても出てしまうんですわ。ついね。ニヒヒヒヒヒッヒ。仕方なかろう。
先生のおっしゃってるのは、つまりニュアンスや言葉独特の癖みたいな習慣的な部分やな。言葉は生き物やからな。音程の上下だけでは表現できんちゅうことや。えろう難しいけど最後まで頑張ってみるで。
今日は初めての通し稽古や。
結樺健ちゃんが天国に行った。
健ちゃんとは『デュエット』で共演するまで面識がなかった。だから彼という人間をここで語れる程よく知らない。でも、人の痛みがわかる素晴らしい人間だということは知っている。よく気がきくし、空気が読める大人だった。歌の実力は言うまでもない。
デュエットの本番中に楽屋で、健ちゃんが「息が続かないんです。なんだかおかしいんです」と発した言葉を強く覚えてる。シンガーにとってブレスコントロールが自在にできないこと程つらいことはない。声は息の延長だからね。どれだけ調子が悪かったのか、あいつの心を思うと胸が締め付けられる。
千秋楽の後、入院先の病院にキャスト全員でお見舞いに行ったんだが、あの時はかなり痩せ細っていたけど「途中降板してしまってごめんなさい。一刻も早く治すからカズさん、飲みに行きましょう」とニコっと笑っていたのに...
もっともっと友達になりたかったのに....
また一緒に舞台に立ちたかったのに....
なんであんなに良いやつがいなくなっちゃうんだよ。
俺は今の健康が当たり前だとおもっていない。今の幸せが当たり前だとおもっていない。
きっと、生かされているんだと思う。まだやるべきことがあるんだと思う。それは健ちゃんのぶんまで歌うこと、健ちゃんのぶんまで演じること、健ちゃんのぶんまで生きることかもしれないね。
健ちゃん、安らかに眠って下さい。俺は健ちゃんのこと忘れないよ。
お〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、1日が短いっていうか、速い!光の速さくらいの高速だ。何故かって?そりゃあ不屈の鈴木裕美1000本ノックよ。
汗と泥と希望にまみれて連日猛特訓する甲子園児とは、俺たち『愛と青春部隊』のことさ。
昨日、もう1幕を通したんだが、いやいやいや面白いよこれ。腹かかえて笑えるし、こみ上げてくるセリフも多い。宝塚には興味ないし、観ようか観まいか迷ってる君!出来が不安だからチケ増やそうか逡巡してる君!
この作品は宝塚ファンに捧げる内容でもなんでもない。
半世紀前、君の住む日本の地で、戦時中に生き、葛藤し、這いつくばり、涙し、恋した者達の命の日記だ。日本人として日本を愛する人として観て欲しい。
ダンスシーンも歌も満載だし、裕美さんの演出が切れていると思う。演劇ファンにとって2008年の隠し球になるやもしれんぞ。
石井さんの京都弁がヘタそうだから気持ちがダウンして観るのをためらっている君!
そうか、俺の土俵際の粘り越しを知らんらしいな....。ワハハハハハ。このふつつか者め!
頑張ります。
みんな大報告!
サラゴサ万博で上演された小坂明子さん作曲のミュージカル『MANANA マニャーナ』が、なんと凱旋公演される。そう、赤津崎がスペイン語で歌ったあの作品じゃ。
11/8 名古屋で1日だけの上演らしい。俺はこの1日のために、スペイン語で吹き込んだ全セリフを日本語で吹き込みなおして来たぞ。もち目のでかいフルービー役さね。
詳細はこちら。行かれる塾生は是非言ってみてくれ。ここでしか聞けない声と歌だから。
http://www.gispri.or.jp/expo/pdf/20081016saragoza.pdf
報告を待っておるよ。俺の歌とセリフがイカしてたかチェックしてくれ。
いよいよスタートや、4thCD『同じ傘の下で』の店頭発売が。日本全国の山野楽器さんで発売だよ。
手塩に(ちゃんと書けた)かけて育ててきた子供達が世の中に旅立っていく、そんな気持ちだ。非常に嬉しい。
1人でも多くの人に手にとってもらいたいなぁ。1人でも多くの人に愛されて欲しいなぁ。1人でも多くの人の心に届いて欲しいなぁ。切なる願い。
山野楽器で購入してくれた方を対象に、11/10 イベントを開催します。銀座本店にて。アルバム制作裏話あれこれや、「愛と青春の宝塚」の話もしようかと思てる。
もちろん歌うで。弾き語りもありや。楽しみにしとってくれ。チャオ。(^-^)ノ~~
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